ストレス時代の救世主!看護師ママが救われたキャンピングカーの活用法



仕事終了後の仮眠の場

車内の仮眠場

目立ってしまうキャンピングカーでの出勤は極力避けたいのが本音です。

しかし、筆者の場合は自宅から1時間程度のところに職場があるので、激務の後や15時間もの時間を働かなくてはいけない夜勤明けの日などには事故を予防するためにも運転は避ける必要がありました。

幸い職場には職員専用のシャワー室もあったので、キャンピングカーで仮眠を取ってから帰宅することで、体力もある程度回復させることができました。

休日のリフレッシュアイテム

キャンピングカーと家族

医療従事者の仕事はもともと心身への負担が大きく、休日のリフレッシュやストレス発散が何よりの楽しみだと考える方は少なくないと思います。

しかし感染第一波の頃から、医療従事者の中での暗黙のルール「不要不急の外出を控える」ことが永遠と続いています。

もちろん「感染しない、広げない」ためには外出しないのが1番ではありますが、仕事とプライベートのオンオフの切り替えができないことで、精神的に参ってしまい医療現場から離れてしまう職員も少なくないのが現状です。

実際私も子供達や愛犬がいるので、自分のリフレッシュのための外出は必要なことでした。

そこで大活躍したのが人との接触を最小限に抑えながら車旅を楽しめるキャンピングカーです。

家族の写真

春の時期は子供を連れて車内から花見をし、夏は人のいないビーチを見つけて海沿いを家族で散歩。

過ごしやすい秋は子供達と車中泊を楽しみ、冬はキャンピングカーでイルミネーション巡りをするなど、一年を通して楽しむことができました。

わが家はマスクのできない乳幼児を連れての車旅なので、感染予防対策は一般の方以上に配慮を行う必要があり大変なこともあります。

しかし、幸いにも現在まで家族全員コロナに感染せずに過ごせており、何より休日にリフレッシュできていることで筆者自身の「看護師を辞めよう」という選択を無くすことができました。

子育てアイテム

家族の写真

閉鎖された自宅内での終わりが見えない育児は、時には仕事以上の重労働が課せられるので、ママにもリフレッシュは必須不可欠です。

しかしご主人や親御さんに預けても子供達のことが気になり、ゆっくり自分の時間を過ごせない方もいるのではないでしょうか。

私もそんなタイプの母親ですが、自宅の駐車場に停めてあるキャンピングカーであれば、人との接触を避けて1人で過ごせる上に、何かあればすぐに自宅に戻ることができるので安心です。

キャンピングカーの中ではゆっくりコーヒーを淹れて好きなお菓子やケーキを持ち込んでテレビや映画を観たり、ご近所の目を気にせず車内でお昼寝したりするなど育児の合間のリフレッシュも楽しめます。

車内のリフレッシュ場所

また、家の中で遊ぶことに飽きた子供も場所をキャンピングカーに移せば、小さなアスレチック感覚で遊び出し、遊びたい時期の長男はご機嫌モード。

部屋よりは狭いキャンピングカーですが、その分子供との距離が近くなるので、後追いする次男もニコニコ。

親だけでなく子供達にとっても、リフレッシュできる場所となっています。

テレワークの場

車内のテレワークスペース

通常皆さんがイメージする看護師の仕事は、患者さんの血圧を測ったり、注射をしたり、体を拭いたりと医療行為やケアを想像すると思います。

しかしそれはあくまでも表向きの仕事。

この他にも、患者さんが退院した後も安心して生活できるようにケアマネージャーなどの他職種と、会議をして看護プランを作成することもあります。

また、大きな病院であれば病院の運営に携わる委員会活動や資料、マニュアルを作成したり、医療知識や看護技術の向上のために学会や研修に参加するなど、裏側でも膨大な仕事量に追われている方がほとんどです。

しかしコロナ禍の影響で休まざる負えない職員が増えた現場も多く、新人指導のための資料作成や職員同士での会議、研修などはリモートでも行えるようになったところもいくつかあります。

その場合はキャンピングカーをリモートワークの場として、メリハリをつけて仕事をすることも可能です。

実際筆者もキャンピングカーの中でライティングを行ったり、医療のオンライン研修に参加したりするなどして活用しています。

まとめ

キャンピングカーと言えば「旅行」を想像する方が多いと思いますが、活用方法は使う方次第です。

実際コロナ禍によってシェルターや仮眠施設としてキャンピングカーを駐車場に設置する医療機関や、会社の福利厚生としてキャンピングカーを利用できる制度を取り入れた職場も増えてきています。

執筆自身多くのことに救われたキャンピングカーですが、これからも個人だけでなく会社規模でもどんどん活用の場を広げ、多くの方が利用できるツールになることを期待し、少しでも早くコロナ禍が終息することを心から願っています。