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キャンピングカーマットを掃除中top

梅雨が来る!キャンピングカーにもダニ予防・駆除策が必要? 看護師キャンピングカーオーナーが教える対処法




キャンピングカーの中でもダニが増殖しやすいところと、ダニ予防策や駆除方法は?


時計

ダニが最も繁殖しやすい条件は「適度な室温・湿度の環境」と「潜むことができる暗い環境」「エサが豊富なところ」です。

それを踏まえてキャンピングカーの中のどの部分に発生しやすいのかとともに、ダニの予防や駆除対策を解説していきます。

フロアマット(カーペット)


フロアカーペット

車内のフロアは車内飯を食べた後のカスや埃が溜まりやすく、ダニが繁殖しやすくなっています。

掃除しているシーン

特にキャンピングカーのフロアマットとしてカーペットを敷いている場合は内部にダニが隠れやすく、掃除機では吸いきれないケースも多々あります。

部屋内

そのため、ダニが繁殖する春や秋の時期はカーペットやマットを敷くのを避けたり、敷くとしても毛並みのないタイプのものを選んだりして、掃除しやすい環境にするのがオススメです。

掃除道具

もし、カーペットタイプのマットを1年通して使いたい方は、防ダニ加工を施されたものを選び、こまめに掃除やお湯で丸洗いするようにしましょう。

また、効果的なダニ予防・駆除方法としてオススメしたいのがダニを吸着するダニ取りマットや、ダニを寄せ付けない防ダニシートです。

メーカーや種類によって使用できる期間や効能はさまざまありますが、使用期間内はそのまま放置するだけでいいので、こまめに清掃するのが難しい……という方にも最適です。

ファン

また、ダニは湿度が55%を下回ると生存できないので、こまめに車の窓や屋根にファンが付いている車ならファンを開けて換気をしたり、除湿機を日頃から設置したりするのもダニの駆除には効果的。

特に車内が広いキャブコンタイプのキャンピングカーの場合はポータブル扇風機などを用いて、車内全体の換気をすることが大切です。

座席シートやバンクベッド


座席シート

座席シートは人のフケや垢、髪の毛、食べカスが落ちていることが多く、ダニにとっては格好のエサ場。

一方飲食はしないものの、日が当たりにくいバンクベッドもダニにとっては隠れ家となってしまいます。

ダニよけシール

そのため、座席シートやバンクベッドなどもこまめに清掃し、自然由来のダニ予防スプレーをかけたり、ダニ予防・駆除シートを敷いて、その上にカバーをかけたりするのがオススメです。

ダニ除けシール

また、日頃から寝具などを敷きっぱなしにしている方もダニが増える原因となってしまうので、定期的に布団やシュラフ、カバーなどを洗濯、乾燥させた方が安心。

洗濯機

中には洗濯不可の素材を用いている方もいるかと思いますが、その場合は布団乾燥機を利用してダニ駆除を行ったり、布団専用クリーニング店に定期的に依頼したりするのもオススメです。

キッチン周り


冷蔵庫

キャンピングカーのキッチン周りに、食品や調味料を常時置いている方は注意が必要です。

特に栄養素が高い粉物を1度でも開封してしまえばダニが侵入する恐れもあり、以下の食料品や調味料を車内に持ち込む際は使う分だけを持ち込み、保管は冷蔵庫やクーラーボックスを利用しましょう。

【ダニが好む食料品】
お好み焼き粉、パン粉、だし汁、粉ミルク、昆布、味噌、乾燥しいたけ、乾燥わかめ、魚粉(煮干しなど)、プロテイン、砂糖、スパイスなど

カーエアコン


カーエアコンも結露によるカビの発生とともにダニが繁殖しやすい場所です。

カーエアコンの掃除はディーラーやカーショップに依頼することもできますし、市販の専用のクリーナーを噴射する簡単な方法もあります。

特に梅雨の時期はダニだけでなくカビも繁殖しやすいので、可能であればエアコンフィルターも交換しておくのもオススメです。

収納棚


収納棚

キャンピングカーに備えられている収納棚も湿度が上がりやすく、埃も溜まりやすいので注意が必要です。

こまめに中を清掃し、定期的に扉を開いて収納棚の中も換気させたり、防ダニシート予防・駆除用)や除湿シートなどを置いたりするだけでも効果的でオススメですよ。

愛犬のダニ予防対策は必須!


犬の写真

愛犬を連れて車旅を楽しむ場合は愛犬へのダニ予防を行うことも大切な要素です。

まずは愛犬が過ごすスペースを清潔にして、ダニの繁殖を抑えることが大切です。

また愛犬自体にダニが付着しないように、定期的に予防薬を投与したり、こまめにブラッシングやシャンプーしたりするなどを行い日常のお手入れをしてあげましょう。

キャンピングカーに防虫効果のある燻煙タイプの薬剤は避けた方がいい?


ダニ駆除のアイテムとして燻煙するタイプの散布剤も売られていますが、安易に車内で使用するのは危険です。

万が一、薬品がエアコンフィルターに付着すれば、後に健康被害を及ぼす可能性も考えられる上に、車内の精密機器の故障の原因になりかねないので、使用しないようにしましょう。

まとめ


車旅や車中泊を続けていると、観光やドライブがメインとなってしまい、車内の本格的な掃除は後回しとなってしまうケースも多いと思います。

しかし、日頃から車内の湿度管理や換気、こまめな清掃を続け、「置くだけ」「スプレーするだけ」などのアイテムを併用することで、簡単にダニの予防や駆除を行えます。

ぜひ皆さんもこの機会に車内のダニ予防や駆除を行って、より一層快適な空間でのお出かけを楽しんでください!