キャンピングカーでサルディーニャ島へ!フェリー旅の魅力と体験談【乗船レポート】
キャンピングカーでのフェリー乗船【注意点】
出港時刻2時間前に乗船手続き可能だったのですが、混雑も見込んで早めに3時間前に乗船ゲートへ向かいました。
乗船手続きは、スマホのチケット画面を係員に見せ、身分証明書を提示し、チケットがわりのステッカーを車のフロントガラスに貼られ「そのまま進んで乗船して良いよー」と、びっくりするほど簡単でした!
係員に誘導されながら船内をぐるっと走行、車やトラックなどを停める指定の場所へ到着し、キャンピングカーやバンコンは結構ぎゅうぎゅうの状態で一列に並ぶように指示され、なんとか乗船完了しました。
ここで注意するポイントが2つ!
フェリーが移動している間は、安全面からキャンピングカー内での滞在が禁止されています!
乗船後車内に忘れ物をしても取りに戻れないので、必要なものは全てまとめておきましょう。
もう1つは安全上、ガス栓を閉めなくてはいけないことです。
ヨーロッパのキャンピングカーの冷蔵庫は基本ガスか外部電源、走行中の12Vで冷やされるシステムになっています。
私たちの冷蔵庫もガス式で、大失態に気づきました。
冷蔵庫の中は買い出しを終え、生物や冷凍物でパンパン状態でした。
幸い、直前までキンキンに冷えていて、電源を切った後もドアを開けず冷気が保たれ、中身は無事でした。
中には外部電源を提供してくれるフェリーもあるようなので、事前にチェックしましょう。
船内の様子【お得に乗船する方法】
船内は11階まであり広く、とても綺麗でした。
6階までが車や貨物を入れるガレージ、7〜10階までが客室とレストラン、ショップなどがあるパブリックスペース、11階は屋上となっており、甲板を自由に歩いて海の眺めを楽しむことも可能です。
レストランや軽食が食べられるショップが3店舗ほどありましたが、船内で販売されているものはどれも割高で、500mlの水が3ユーロ(約500円)となかなかの高額でした。
私たちは節約旅なので、飲み物や食べ物を持ち込んで船内のものは買わないようにしました。
個室の客室を利用する場合は別料金が必要になり、1部屋100ユーロから予約が可能です。(約16,400円/4月5日現在)
今回は費用を抑えたかったので個室には泊まらずにパブリックスペースのみを利用しました。
広いスペースに大きめのソファーやテーブルが沢山あり、個室を取っていない人はその場所で寝ることが可能です。
私たちは夜行フェリーでの雑魚寝経験者だったので、寝袋&エアーまくらを持参し準備万端で早めの場所取りができたので、快適に眠ることができました。
他にも同じくソファーの上で寝ている人が沢山いたので特に人目を気にすることもありません。
このようにフェリー旅で節約したかったら個部屋を取らずに、パブリックスペースで過ごし、そして飲み物や食べ物を持参するのがおすすめです。
夜行便は夜中になっても船内の灯りは消されないままなので、明るく夜中に起きてしまわないよう、明かりが気になる方はアイマスクを持参するのが良いでしょう。
以前日本の夜行フェリーで11時間旅をしましたが、その時は揺れが激しく船酔いをしてしまい散々な思いをしましたが、揺れも穏やかで酔い止めいらずの快適な旅となりました。
予定の時刻より1時間遅れての到着でしたが、無事約11時間の船旅を終えて目的地のサルディーニャ島へ到着しました。
下船は、船内アナウンスより各フロアーごとに呼び出され、なんの手続きもなく順次下船していくシステムで、あっという間に下船完了です。
初のキャンピングカーでのフェリー旅の感想
今回初の試みとなったヨーロッパでキャンピングカーを乗せたフェリー旅体験のレポートでした。
海外ということもあり、最初は慣れない言語で少し心配でしたが、キャンピングカーでもびっくりするほどスムーズに乗船手続きは済み、楽々旅をすることができました。
料金も比較的安く、運転しながらではたどり着けない、離島や大陸などに自分の車を船に乗せて行けたので大満足です。
目的地で自由に移動しながら自分の車で車中泊できるのは、最大の醍醐味ではないでしょうか。
日本でも沖縄や北海道だけでなく、様々な離島へキャンピングカーを乗せてフェリー旅が可能なので是非、一度愛車と旅してみてください。
キャンピングカーを乗せてフェリー旅という新たな旅のスタイルを発見し、旅の幅と目的地がぐーんと広がりこれからのヨーロッパ周遊が楽しみです。
今回のフェリー旅で訪れたサルディーニャ島での旅の様子、島をキャンピングカー旅してどうだったのか、絶景の車中泊スポットなども紹介していきますので、よかったら合わせて読んでください。