本格的なキャンピングカーは要らない?侮れない軽自動車の魅力




これだけで十分!ミニマムな車中泊やキャンプをするための用品選び


軽自動車の車内
軽自動車でも、1人+愛犬1匹であれば、屋根の上のキャリアを使わなくても1泊程度のキャンプができる用品を載せる荷物スペースは余裕であります。

しかし、できるだけ持ち物も収納もミニマムに徹して常にコンパクトを意識したいところです。

最小限の調理器具を選ぶ


調理器具

収納用具:ピクニックバスケット



飲食をできるだけ家で居る時と同じように作りたい場合。

キャンプ用バーナー
小さなものを一つ、小さなクッカーやポットが安定して乗るものを選択。

クッカー、ポット
小さなコッフェル1つあれば直火で何でもできる人もおられますが、そこはそんなに無理せずクッカーとポットはどちらも持って行きます。簡単な料理や湯煎もできて便利です。

お皿類
伸縮して大きさを変えられる器を使っています。スペースを取らずに収納できるし、食材やお菓子類の保管用としても便利です。

ポイント

ある程度の物を1つの収納用具に納めること。その利点は、いつもの物をいつものところに納めると、ピッタリな収納になるはずです。

空間ができると何か忘れていることが分かり、チェック機能が働きます。

おすすめ用品
バーナー・・・イワタニジュニアコンパクトバーナー
クッカー・・・スノーピーク(チタン製)パーソナルクッカーセットの小を使用
ポット・・・ミロのパーコレーター(米国アルミ調理器メーカーMIRRO製)35年前のもの
テーブル・・・木製PC卓(メーカー等不明)
椅子(ベンチ)・・・コールマン、リラックスフォールディングベンチ
マット・・・キングキャンプ、エアマット


※①~④は20年以上使用しているものです。①②は少し仕様変更されているようですが、後継品が販売されています。③④は現在販売されているかは不明。⑤⑥はアマゾンで2年くらい前に購入。

居場所と寝床づくりのための持物チェック


キャンプ道具

マット
車中泊の必需品、シートの形状に合わせてマットをチョイス。座ったり寝たりする場面で便利なので、何タイプか所有して、その時の居場所や過ごし方に合わせて持って行くのがベスト。

椅子
2人掛けが便利、愛犬を連れて行く場合は相席用として、また体を横にしたいときにも使えます。

テーブル
持物で一番悩むところです。居場所次第で一枚板でもあればOKですが、車から離れて設営するのであれば、足の有るテーブルが必要。

ポイント
まず、どこに居場所を置くかを決めるのが小さくまとめるための秘訣です。後ろのドアがハッチタイプなら後ろのスペースがお勧め、準備も撤収も簡単で早くできます。

軽自動車の弱点も知っておきたい


軽自動車

どんな狭い道も苦にならないのが軽自動車の利点ですが、弱点もあります。

あらかじめ知っておきたいところです。

①舗装していない道路の走行は苦手。


キャンプ地や河川敷など地道の道路が多くあります。

小径タイヤで最低地上高が低いと凸凹道や水たまりは苦手。坂道で雨の時、川のようになる道は要注意です。

②ボディが衝突に弱そうで、安全性に不安がある


車は衝突の際、衝撃で壊れることでショックを吸収して人への被害を防ぐようになっていますが、軽自動車は前後左右どちらにもクラッシャーゾーンが小さいので不利だと言えます。

③エンジン音が大きくエアコンの効きが悪い


先ほど、ターボ付きの軽自動車ならそこそこ走ると言いましたが、やはり小排気量のエンジンは余裕がありません。

ガンガン走ろうとするとエンジンの回転数が上がって、音はうるさくなります。

また、軽自動車あるあるですが、やはりエアコンの効きは普通車と比べるとやはりよくないです。

ポイント
特に荒れ地でのスタックやハラウチには注意が必要です。

車の下回りには重要な箇所や部品があるので、破損させると走行不能になることもあります。

スタックに関してはあらかじめ回避できるルートを確認しておくこと。ハラウチはラジオや音楽を消して窓を開けてゆっくり走行。

車外からの音をよく聞いて、ボディ下が擦れる音がすれば、一度降りて確認するぐらいがいいでしょう。

軽自動車が合うロケーション


軽自動車
私がよく行くのは河川敷。

軽自動車で行くのに最適だと思います特に何もしなくても、川面を眺めたり、川の生き物を探したりするだけでなかなか乙な気分です。

キャンピングカーでもぜひ行きたい場所ですが、今までの経験から、私は初めての河川敷へはキャンピングカーでは行きません。

不慣れな狭い道を分け入って、ニッチもサッチもいかないことになる可能性が大きいからです。

その点、軽自動車なら小回りの利く機動性の良さを活かして細い道や荒れた道であっても入っていける。

これ以上進むのは無理と思ったら、クルっとUターンも簡単。

これが軽自動車で河川敷をおすすめする理由です。

ただし、河川敷には利用する際に注意事項があります。

① ゲートがある場所は開閉時間や進入について、管轄する河川事務所や土木事務所に問い合わせると安心。
② 水量が増加する雨天時は進入しない。特に上流にダムがある場合は危険。
③ 注意板の指示に必ず従うこと。特に火気使用や川遊びの禁止事項について警告している場合が多い。


参考
〇ゲート開閉等、河川敷についての問い合わせ先
国土交通省HP
一級河川(国土交通省管理区間)表に管轄事務所へのリンク先あり。

支流河川については、府県の土木事務所が窓口になるようです。

まとめ


軽自動車の車内
本格的なキャンピングカーに期待するところは、総じて居住性であって自宅に居るように過ごせることではないでしょうか?

確かに、それは代えがたいキャンピングカーのメリットだと思います。

でもあまりに快適性を求めると、前述したように準備だけで気疲れしてしまいます。

キャンプや車中泊を始めたころを思い出して、「多少不便でもいいからサクッと気軽に出かける」。

軽自動車は、そんな原点回帰の機会を与えてくれる「侮れない」相棒になりました。