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お家暮らしより低コスト??海外フルタイムバンライフのお金事情




車中泊旅暮らしの固定でかかる金額


私たちは大人2人でバンライフをしています。

デンマークをベースに動いているので、日本の金額とは違ってきますが…実際にかかった金額を可能な範囲で紹介します。

保険料・教育費・税金も日本とデンマークではかなり違うので、今回は省かせて頂きます。

それではまずは水道光熱費について。

車中泊旅暮らしでかかる毎月の水道光熱費


=ガス代=
ガス

愛車のキッチンはボトルのガスを利用していて、毎回10㎏のガスボトルを購入しています。

ガス10㎏のお値段はデンマークで€30ほど。

日本円にして3,800円ほどです。

利用頻度は毎朝コーヒーを入れる為にお湯を沸かすのと、ランチやディナーは基本自炊なので調理する時に毎日利用している感じです。

10㎏のガスで約半年は持つので、毎月のガス代は月630円程

初めて月単位で計算してみましたが、かなり安上がりですね!

お家で暮らしていると毎月のガス代はボトル分くらいなので、かなり安くなります。

=電気代=
電気代はソーラーパネルが付いていればある程度は賄えるので何とも言えませんが、電源を利用する場合はコストがかかってきます。

基本キャンプサイトなどで電源を利用することになると思うので、こちらは後ほど詳しく見ていきます。

=水道代=
ヨーロッパ周辺でお水を確保する方法はキャンプサイトが主になりますが、至る所に汚水を処理できる施設が充実しています。

こちらで水道も使えるので、水タンクに補給できます。

1回の利用料はだいたい€3程、日本円にして約380円程。

キャンプサイトの場合、キャンプサイト料金に水道利用料も含まれていることが多いので、こちらも後ほどキャンプサイトの項目で詳しく見ていきます。

その他お水は港やお墓など、ヨーロッパ周辺でよく使われているキャンパーのアプリでは無料でお水が汲める場所があったりもするので、その場合はコストがかかりません。

また水道水が飲める国だと問題ないのですが、飲めない国は飲料水を購入しなければいけません。

こちらも国によって金額はまちまちです。

飲料水を買っていた国モロッコでみると、最安値で5ℓ€1程、日本円にして約130円弱になります。
水を運んでいる様子

大人2人で5Lのボトルが1日でなくなるくらいで使っていたので、1ヶ月の飲料水代は約3,900円程

車中泊旅暮らしでかかる毎月の通信費


ルートを検索したり、ナビゲーション・旅先について調べたりする時も、車中泊旅暮らしにとって通信費は欠かせません。

私たちはデンマーク携帯電話会社の無制限インターネットをテザリングでシェアしながら利用しています。

持ち運べるWi-Fiルーターを探してもいたのですが、国が変われば使えない場合も多く、ややこしくて金額もかかるので断念しました。

デンマークの通信が使えない所では、その国のプリペイドSIMを購入して利用していましたが、こちらも国や通信会社により金額も様々です。

日本ではテザリングが使え無制限のインターネットが使える場合はそれでいいかもしれません。

車中泊旅暮らしでかかる毎月の自動車関連費


毎月の自動車関連費は主に保険と環境税。

毎月€268、日本円にして約34,500円程です。

デンマークの金額なので参考にならないかもしれませんが、環境税は普通自動車よりもキャンパーの方が金額も高く、どんどん値上がりしているようです。

日本でのシステムは詳しく分かりかねるのですが、お家で暮らしていて車を持っている場合と車中泊旅暮らし・かかる金額はそれほど変わりない感じでしょうか?

毎月の食費はどのくらい??


食事

こちらも旅のスタイルにより様々だとは思いますが、私たちは基本自炊をしています。

外食は観光地などに行った時に現地のレストランで食べる時くらい。

物価が安い国だとよく外食にも行くのですが、物価が高い国だと基本自炊でたまに観光地に行った時外食すると言った感じです。

半年以上滞在したスコットランドを例に挙げると、1度の買い出しで£50程、日本円にして約7,800程です(大人2人分)。

1度の買い出しで1週間から10日ほど持つので、1ヶ月の食費は約31,000円位

この中には消耗日用品(ティシュペーパーなど)も含まれています。

旅のスタイルにもよりますが、自炊を多くする方の食費はお家で暮らしている時とあまり変わらないかもしれません。

毎月のキャンプサイト滞在費はどのくらい??


イングランドのキャンプサイト

イングランドのキャンプサイト



こちらも国・キャンプサイトにより金額はまちまちです。

1泊の金額と長期滞在する場合もまた変わってくるので、それぞれで見ていきたいと思います。

キャンプサイトで1泊する場合にかかる金額


キャンプサイトの場所にもよりますが、観光地付近のキャンプサイトは金額も高めに設定されている場合が多いように思います。

1泊の滞在費は平均して約€20~30程、日本円にして約2,500円~3,800円程

もし1ヶ月ずっとどこかのキャンプサイトに滞在しながら旅をするとなると…?
1泊3,000円で計算したとして、月90,000円程かかってしまいます!

東京の物価で考えると家暮らしの場合、家賃はこのくらいかかるかもしれませんが、地方だと家賃はこれより安いと思います。

キャンプサイトに滞在すると水道は使える場合が多いので、お水代は滞在費に含まれます。

電気代はキャンプサイトによりますが滞在費に込みな場合と、別で料金がかかる所も多いです。

別で電源代がかかる場合、だいたい使った分だけ請求されるシステムが多いです。

というわけでもし毎日キャンプサイトに滞在する場合は、かなりの金額がかかってきそうですね。

お家暮らしの家賃より高くつくかもしれません。

キャンプサイトに長期滞在する場合


1つの場所に長く滞在する場合、長期割引が適用されるところが多くあります。

こちらもキャンプサイトによりけりですが、3カ月以上の滞在・一括払いで割引がきく場合が多いように思います。

半年弱過ごしたモロッコのキャンプサイトの場合、1日の滞在費は€10、日本円にして約1,300円弱。

(モロッコは物価がヨーロッパよりも安めなので、キャンプサイト滞在費も安めです)

それに電源を利用する場合1日€2なので電源を利用した場合の1泊の滞在費は、1,500円ほどです。

長期滞在することになったので割引をしてくれたので、電源込みで1日800円程、1カ月の滞在費は24,000円程です。

この金額だと、お家暮らしよりかなり安くなりますね。

ちなみにスコットランドでは1カ月£160で、こちらも日本円にして約24,000円程

こちらのキャンプサイトは3カ月分を一括払いで。

しかもロックダウンになり移動できない状況だったのでそちらも考慮して頂け、普段は別料金となる電気代込みの金額にしてくれました。

キャンプサイトにより様々だと思うので、気になる場所を見つけたら問い合わせしてみるといいと思います。

以前長期滞在の記事を書いたので、そちらもなにかの参考になれば幸いです。

その他、車中泊旅暮らしにかかる必要経費は?


その他車中泊旅暮らしでかかる必要経費を見ていきたいと思います。

車中泊旅暮らしに必須なガソリン代・高速や船などの移動費


車移動の様子

こちらも旅のスタイル・車の燃費によりけりですが…。

愛車の場合ディーゼル車で満タンにすると70L程入ります。

ガソリン代は最近高くなっているので、移動すればするだけ金額がかかってしまいます。

あとは高速道路を使うかどうか?

船で海を渡る場合はその移動費もかかります。

シャワー・お風呂の料金


車にシャワーが付いていれば水道とお湯を沸かす料金が必要ですが、車にシャワーがない場合はどこかで浴びなければいけません。

温泉に行く場合はその入浴料。

ヨーロッパ周辺でシャワーだけを浴びる場合コインシャワー形式が多く、2~5分で€2程が平均的な金額でした。

キャンプサイトに滞在している場合、シャワー代は滞在費に込みの場合もありますが、別でかかる場合も多くあります。

暖かく水浴びが出来る季節であれば、水を太陽光で温めて自家製シャワーが出来るので良いですね。

車のメンテナンス費


こちらも車で移動しながら暮らすうえで欠かせない経費。

どちらも旅のスタイル・車の状態によりけりなので、かかる金額はそれぞれで変わってくるかと思います。

洗濯代


定期的に必要となる洗濯。

洗濯はキャンプサイトかコインランドリーで。

キャンプサイトなど、洗濯物を干せる環境があれば乾燥機は利用しなくて済みますが、干せない環境だと洗濯代と乾燥機代がかかります。

車中泊旅暮らしは家暮らしより場合によっては低コストかも??


車内の様子

というわけで、車中泊旅暮らしに必要な費用はこんな感じでした。

旅のスタイルや愛車の状態により、かかるコストはそれぞれなのでこれと言った金額を表示するのは難しいですが…。

必須経費や固定費などは別として、節約しようと想えばお家で暮らすより低コストになるのではないかと思います。

特に水道光熱費はお家で暮らすより低コストでした。

そもそも車中泊ではお水・電気・ガスも制限があり貴重な資源なので、どれもお家で使うより必然的に使用量も少なくなると思います。

逆に高くつくのは移動費や滞在費といった、車中泊旅暮らしならではのコストです。

特に毎日キャンプサイトに滞在するとなると、滞在費の割合は大きくなってしまいます。

節約できる部分は節約して、その分旅の醍醐味でもある観光や現地のおいしいごはんにお金を使うのも良いですね!

フルタイムバンライフのお金事情、何かの参考になれば幸いです。