勘違いしやすい・知らなかった道路標識ランキングTOP10&間違いやすい標識TOP3
目次
【第9位】指示標識「安全地帯」
記号の意味から示す意味が想像しにくい道路標識として第9位にランキングされました。
この標識の先には、路面電車の停留所や道路を横断する歩行者のための島状の安全地帯があり、という指示標識です。
路面電車が走る地域のほか、幅員が広く車線数の多い道路の中央分離帯の端に設置されています
【第8位】警戒標識「路面の凹凸あり」
見たことがない、知らなかった道路標識で第8位に。意味は、この標識の先の道路に凹凸があり、という警戒を運転手に促すものです。
日本の道路事情がよくない昭和にはよく見かけたものですが、整備の進んだ今日はであまり見かけることがなくなってしまいました。
【第7位】指示標識「軌道敷内通行可」
これは「軌道敷内通行可」という名の道路標識で、路面電車が一般道といっしょに走る道路に設置されています。
道路に路面電車のレールが埋め込まれており、安全な区間にこの交通標識が設置され、路面電車の通行を妨げにならなければ、レールの上(軌道敷内)を走ってよいことになっています。
日本国内で路面電車のある都市、地域は17しかないため、一生お目にかかれない方もいらっしゃることでしょう。
この遭遇率の低さから、第7位にランク入りしました。
【第6位】警戒標識「ロータリーあり」
黄色字に黒色の円形矢印「この先にロータリーあり」の意味となります。
ランアバウト(環状交差点)の道路標識とデザインがよく似ています。
この2つを並べられたらどっちがどっちだかわからなくなる混乱しやすい交通標識として、第5位にランク入りしました。
【第5位】規制標識「環状の交差点における右回り通行」
この道路標識は、2014年9月から日本で本格運用された環状交差点、ラウンドアバウトを示すものです。
この交通標識のある先の交差点では、右回り通行をしなければならない、という意味です。
ニュースなどでも話題になった「ラウンドアバウト」ですが、免許取得が2014年以前なら、自動車学校で習う道路標識ではなく、まだ環状交差点の数も少ないことから、めったにみることがない標識です。
認知度の低さから第5位にランキング入りしました。
【第4位】規制標識「警笛鳴らせ」
この道路標識がある道路では、クラクションを鳴らさなければいけません。鳴らさないと交通違反になります。
「鳴らしても良い」という交通標識ではありません。
山間の見通しの悪い道路ではよく見かけますが、それほど数は多くありません。
前述しました、「始まり」と「終わり」の補助標識とともに設置されていることが多く、その規制区間では、クラクションを鳴らしながら走らなければなりません。
正しい理解がされていない道路標識として、第4位にランキングされました。
【第3位】規制標識「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」
この道路標識は片側1車線の道路でよく見かけますので、ご存知の方は多いでしょう。
しかし、その交通標識の意味を正しく理解している人は20%以下だったというアンケート調査がありました。
多くの方は「追い越し禁止」の標識と認識されていますが、これだけでは運転免許試験では間違いとなります。
正しい意味は「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」となり、車線をまたいで追い越してはいけない、逆に言えば、車線をまたがなければ追い越しして違反にはならない、となります。
勘違いして覚えている道路標識のカテゴリではトップになるでしょう。
【第2位】指示標識「優先道路」
あまり見ることがない道路標識で第2位にランキングされました。
ドライブ中に見かけても、何の図柄がわからない交通標識ではトップになるでしょう。
優先順位の指示標識は、太い道路と細い道路を模したもので、この標識のある道路が優先であることを示しています。
【第1位】補助標識「始まり」「終わり」
丸い道路標識の下に備え付けられる赤い矢印は、その方向によって、標識が示す交通規制の始まりと終わりを示す補助標識となります。
右矢印(→)が交通規制の「始まり」で、左矢印(←)が「終わり」が正しい意味となります。
ちなみに両矢印(⇔)は、道路標識が示す交通規制の区間内の意味となります。
運転免許保持者でも、どの矢印方向が始まりで終わりなのかわからず、運転免許の試験でもよく間違えられる問題として、よくわからない道路標識の第1位にランキングされました。