「巨大地震注意」南海トラフ地震への警戒高まる―運転中に大きな揺れを感じたらどうする?安全のためにドライバーが必ず知っておきたいこと
※この記事は「MOBY」にて、2024年08月10日に配信された記事です。
2024年8月8日の夕方に、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震により宮崎県日南市では震度6弱を観測。
今後も余震に警戒が必要です。
また、気象庁は同日夜に「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表。
南海トラフ地震の想定震源域で大規模な地震が発生する可能性が高まっているとし、次の巨大地震への注意とともに、防災対応をおこなうように呼びかけています。
なお、この発表は特定の期間中に必ず大規模な地震が発生することを伝える情報ではありません。
いつ、どこで発生するか分からない地震。特に運転中に大きな地震が発生したときに「どうすればよいか分からない」と思う人は少なくないはず。
運転中に地震が起こったときの対処法を知っておくことは、自分の身の安全を確保することにもつながります。
実際に運転中に大地震が発生した際、どのような行動を取るのが正しいのでしょうか?
運転中に気付ける地震は震度4程度から
運転中に「地震だ!」と気付くのは、震度4程度からと言われています。震度4は「眠っている人が目覚める」「部屋の不安定な置物が倒れてくる」レベルです。
運転中に地震が起きた際、どうすればよいのか、消防関係者にお話を聞いてみました。
「運転中に大きな地震が発生したときは、まずは安全な場所に車を停め、揺れが収まるまで車外に出ないでください。
車内ラジオなどから地震に関する情報を入手し、避難が必要ということであれば、速やかに車外へ退避しましょう。」
さらに、震度4~5以上の揺れでは、建物が倒壊したり道路が陥没したりといった、甚大な被害が起こる可能性が高くなります。
運転中に大きな地震に遭遇した場合に備え、3つのポイントを抑えておきましょう。
揺れを感じても運転は続けていい?
運転中に大きな揺れを感じたら、急ブレーキ・急ハンドルを避け、ハザードランプを点灯させながら車を道路の左側に寄せましょう。
揺れが非常に大きい場合、建物の窓ガラスが割れたり、信号や街路樹が倒れる可能性もありますので、こうしたものから離れた場所に車を停めるのが望ましいです。
歩行者がいる場合は、周囲の人々にも注意しながら、安全な場所に車を停車してください。
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