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【裏技】バック駐車・車庫入れのコツと知っておきたい基礎知識3つ




2.駐車の練習をしてみよう


駐車

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自宅の駐車場で練習をしてみましょう。次の3つの方法で練習すれば、駐車の不自由はほとんどなくなります。

1. 駐車されている車を動かしてから再び元の位置に戻す
2.
駐車場所の外からアプローチして駐車する
3.
色々な角度から駐車する

ステップごとに具体的に見てみましょう。

練習その1:駐車されている車を動かして再び元の位置に戻す


まずは、駐車されている車を動かすところから始めましょう。

左右駐車スペースに車があることをイメージしながら、車を適当に動かして駐車場から動かしてください。

このとき、動かすために回したステアリングの量や、車の動いた軌跡を意識して覚えておきましょう。

そして、駐車場から動かした後にすることは、ふたたび元にあった駐車場に戻すことです。

説明した通り、最初に動かした時の軌跡を辿ると駐車スペースへきれいに駐車できます。

その軌跡をトレースするためには、どれくらいステアリングを回すのか、車をどれくらいの速度で動かすのか、といった要素が肝になるのです。

内輪差・外輪差も影響してきますので、それらの点と合わせて意識しましょう。

左右前後、そしてさまざまな角度に車を動かして練習するとベターです。

練習その2:駐車場所の外からアプローチして駐車する


練習その1を何度か繰り返しているうちに、どういう角度で駐車場所にアプローチすれば狙ったところに綺麗に駐車できるのかが、自然とわかるようになります。

そうなりましたら、駐車場所の外からアプローチして駐車するのが次のステップです。

駐車にベストと思われる軌跡をトレースできるポジションへ車を動かし、前進・後退のどちらか好きなほうで駐車します。

練習その3:色々な角度・方向から駐車する


以下の実践編でも言及しますが、自分が得意なアプローチ方法・角度で常に駐車できるとは限りません。

周りの混み具合や訪問先の駐車場の形状などの要因で、駐車方法が限定されることもあります。

その対策として、いろいろな角度・方向から駐車できるようにしておくことが大切です。

例えば左側から後退で駐車することが多い方・得意な方は右側から後退することも覚えておくと良いですし、後退が得意な方は前進駐車に慣れていないこともあるので、前進駐車も練習しておくと、より感覚が研ぎ澄まされます。

3.バック駐車や車庫入れを練習しよう


屋内

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出先のスーパーやショッピングモールなどで駐車するときも、先ほど紹介した方法と同じようにすれば問題ありませんが、こちらの場合には歩行者やほかの車といった外部要因がより複雑です。

接触事故が起きる可能性もありますし、駐車しているうちに当て逃げされることも。

駐車方法を工夫して事故に遭う可能性を低くすることが大切です。

バック駐車




街中でのバック駐車はちょっと曲者で、その理由は周りの車がこちら側へ突っ込んで切ることや、駐車しているところへ歩行者が平然と歩いてくることがあるからです。

人や車の往来が比較的激しい駐車場でバック駐車をするのであれば、まず狙った駐車スペース付近の人やショッピングカートの有無を見て、駐車しても問題ないことを確かめます。

そして周りのようすを見ながら、ゆっくりと後退して駐車スペースへ移動させましょう。

このとき、念を入れるのなら、ハザードランプをオンにして後退すると良いでしょう。

前進駐車


バック駐車とは異なり、前進駐車であれば前方を常に確認できます。

ですので、人や車を巻き込む事故を起こす可能性は低いと考えられるでしょう。

しかし反対に、前進駐車した状態から車を動かす際には周囲への警戒心がより求められます。

外輪差で隣の車にぶつけないようにする他、駐車場内を移動する他車への警戒を怠ってはなりません。

後ろをよく見ながら、ハザードランプをつけて後退しましょう。

車庫入れ




車庫入れでは、縦・横・斜めとあらゆる場所に「目印」なるものを置き、それらを把握したうえで駐車するのが重要です。

広々とした車庫なら構いませんが、車庫によってはスペースがギリギリなこともありますから、ギリギリまで寄せるなどをして空間を有効活用できるようにしましょう。

筆者がこれまで見てきた目印ですと、床にテープを貼ってタイヤがその位置に着くようにする、死角ミラーで車と車庫奥行きの間隔をわかるようにする、クッションのような柔らかいものを置いて「保険」にするなどがあります。

不安になったら車を止めて目視で確認を


何事にも通ずるように駐車のテクニックも突き詰めるところ「慣れ」です。

ただし慣れたからといって注意・警戒を怠るとぶつけたり交通事故を起こすことになるので、非常時にはすぐにブレーキを踏めるようにしておきましょう。

そしてこれが最も大切なのですが、不安になったら車を一度止めて目視で不安なところを確かめましょう

駐車時も安全運転で!

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ライター:中華鍋振る人
監修者:鈴木 ケンイチ