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真夏より虫が多い?!油断しないで 秋の虫刺され対策




ヌカカ


ヌカカはごま粒のように小さなハエの仲間だが、刺す虫だ。

こいつも活動が活発になるのは蚊などと概ね似たような条件だから、これからの時期要注意な奴だ。

多くの場合塊になって飛んでいる。蚊と同様風には弱いので、風が吹いていると比較的被害は少ないが、色々な意味でかなり厄介な奴だから油断は禁物だ。

ところで、蚊・ブユ(ブヨ、ブト)・アブ・ハチ・ダニを知らない人はいないと思うが、これらに比べるとヌカカはなんとなくもう少し知名度が低いようで、ご存知ない方も多いのではないかと思う。

しかし、実際にはこれの被害に遭っている人は結構多いのではないかと思う。

と言うのが、ブユは渓流などのきれいな水辺に生息するのに対し、ヌカカも水の近くを好むけど、湿地や沼の近く、海岸を好む種などもいて、分布範囲が非常に広いからだ。

ブユにやられたと間違われることも多いようだが、実はブユより知名度の低いヌカカなことが多い。

夕方の海辺

そして、生息域の広さ以外にもブユとは大きな違いがある。一つはブユは先程書いた通り咬むが、ヌカカは蚊のように針を刺す虫だ。

そして二つ目は、アブに刺されたりブユに咬まれたりするとすぐに痛みを感じるが、ヌカカの場合は刺された直後は痛みや痒みを感じず、少し時間が経ってから気付くことになる。

これも非常に厄介な点で、すぐに痒くならないから刺されていることに気付きにくい。そして塊になって飛んでくるから何箇所も刺されていることが多いのだ。

半ズボンでいたりすると、夕方刺されて翌朝猛烈に痒くて、脚が赤い斑点だらけでボコボコになっていて、水膨れもできてしまっているなんてことも起こりうる。

注意していてもそんな目に遭った人をこれまでも見てきている。秋の水辺近くや草地は、ヌカカに要注意だ。

対策


虫除けの種類

ハチが刺すのは防衛のための攻撃だから、実際は好んで刺したい訳でもない。

ハチが飛んでくると大騒ぎする人がいるが、あれは全くの逆効果で誘っているようなものだ。刺激しなければ刺される確率は意外に低い。

しかし、蚊やヌカカ、ブユは栄養補給のために吸血するタイプだから平然を装っても恰好の標的となるだけだ。ある意味ハチより厄介とも言える。

一番良いのは、こういった虫のいそうな場所に近づかないことだが、そういったところこそ誰もが好んでキャンプをしに行くような場所なので、「いそうな場所に近付かない」では対策にならない。

気温が高いと肌の露出が多くなると言うか、半袖・短パンになりたくなるものだが、特に虫の活動が活発になる朝夕などの時間帯だけでも長袖・長ズボンを着用し靴を履いた方が無難だ。

そして、虫除けスプレーも肌に直接スプレーするだけでなく、服の上からもスプレーしておくと効果的だ。

実際ステテコ1枚だったりすると、元気な蚊は布の上からも刺してきて、スプレーした素肌剥き出しのスネが刺されていないのに、尻を蚊に刺されてしまうなんてこともある。生地が薄かったら油断しない方が良い。

咬まれたり刺されたりしたら


ポイズンリムーバー



咬まれたり刺されたりしたときの対処方法は専門家ではないので、あまり立ち入ったことを書くのは控えておく。

しかし、「掻いちゃダメ」はいずれにも共通することで、場合によっては余計な感染症を発症させる原因にもなってしまう。

それと、蚊に刺された箇所を昔は爪でX印をつけたりしたものだが、あれも効果がないだけでなく、やめたほうが良いらしい。掻いたり余計なことはせず、洗ったり冷やしたりするのが良いようだ。

ポイズンリムーバーという注射器の反対のような感じで毒を吸い出すものがあるが、これは結構色々な虫刺され(咬まれ)対策として効果的なようだ。