モーターホーム2

キャンピングカーとモーターホームの違いって?




「動く家」モーターホームとは?


キッチン

最初のキャンピングカーに有ったのは「冷蔵庫」「FFヒーター」「ミニキッチン」「展開ベッド」等でした。

発電機、トイレ、シャワー、ボイラーはありません。

キャンプ場ではないアウトドアフィールドで使いたいと思い始めた時、これらの設備が搭載された車両が欲しいと思い、現在乗っているカナダ製の「モーターホーム」、「BCヴァーノン」を手に入れました。

ソファー テーブル

車体は北米市場でクラスCと呼ばれる「キャブコンバージョン」。

車体メーカーが作った運転席周りの後ろ「コーチ部分」を別のビルダーが製造する車両。

ベース車はFordのエコノラインですがシャーシはモーターホーム用の専用設計。

カナダのビルダーが製造しました。

木材とFRP、断熱材を成型して製造されたパネルを組み合わせたキャビンは、走る「クーラーボックス」

高い断熱性能のお陰で外気温の影響を受けにくい構造。

就寝設備のベッドやソファーは勿論大型で6名が就寝可能な広い車内。

シャワー

LPガスと発電機を搭載し、清水タンク容量は200ℓ。

ボイラーでお湯を沸かし熱々のお湯で数回シャワーを浴びることが可能です。

トイレ

水洗トイレも完備しているので、山奥や海辺でも困ることはありません。

電子レンジ

車両のバッテリーやエンジンとは別に、サブバッテリーと発電機を搭載しているので電子レンジやドライヤー、その他100V機器は電源が無い場所でも使うことが可能です。

「トイレやシャワーは要らない」と言う方も多いと思います。

しかし私は逆にこの水回りが最も大切で重宝している設備です。

「風呂無し共同トイレのアパート」と「高級マンション」程の違いでした。

高規格のキャンプ場がメインの方には確かに無用かもしれません。

私は海や山など何もない場所に出かけて行き車内で数日間生活したり全国を旅したりと、これらの設備は必須でした。

「動く家」ですね。

モーターホームの活用方法


現在の主な利用目的は旅行やアウトドアスポーツの為に活用しています。

今年の春には九州で開催されたバイクのレースの為、オートバイを積載して陸路で宮崎まで行き、レース後は2週間西日本各地を旅しながら関東に帰ってきました。

そんな長期の旅の途中も、キャンプ場に立ち寄ったのは2回だけ。

あとは毎日、お天気次第で行先を変えながら縛られない気ままな旅。

食事は地の物を食べに行ったり、市場で仕入れたものを車内で頂いたり。

それも広い車内空間で余裕があるお陰だと思っています。

モーターホーム

自分のスタイルに合った1台を


ここまで私の経験を踏まえて、「泊まれる車」の種類と「設備」の違いで、できること・できないことをお伝えしてきました。

恐らくですが、このような車を欲しい貴方は「楽しむため」に興味をお持ちなのだと思います。

私はそれこそが車選びの根源にあるべきだと思っています。

キャンプ場がメインの方なら私の様に、テント代わりにという設備と大きさで良いでしょう。

ワンちゃんと旅に出たい方なら、シャワーや水回りはあったらとても快適です。

車の大きさ・設備と、燃費や取り回しは「反比例」の関係にあります。

充実設備の車は大きく快適ですが、取り回しは不利で燃費も良くありません。

しかし小さい車両は居住性が悪く設備も最低限ですが、街から山間部まで行けないところは無いぐらいの機動性と燃費の良さが魅力です。

貴方の「楽しみ方」を満足させるために必要な車はどのような車なのか?

「泊まれる車」で実現する新たな価値観への扉を開けて、最適な車との出会いで遊びが進化することを期待しています。