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妻に無断でキャンピングカーを買ったその後!納車からドキドキの初運転の話



皆さまこんにちは、

キャンピングカー初心者オーナーのエジイです。

先日は、全くのインドア派で無趣味の私が、妻に無断でキャンピングカーを購入したという話をさせていただきました。



今回は前回に引き続き、我が家におけるキャンピングカー購入後の、さまざまなお話をさせていただきます。リアルな描写に努めますのでどうぞご期待下さいませ。

納車直後


とりあえず車庫に入れてみる




陸送屋さんの書類にサインして、早速デカいトラックを我が家の駐車場に納めます。2tトラックサイズは運転歴があるものの、いざ動かすとなるとやはり乗用車と感覚は別物。

AT車ですが、つくづく運転席は「トラックやなぁ」と感じました。

購入前に確認したWEB写真の通りのはずですが、特大アナログメーター、空調スイッチ類などはレトロ感満載。

バックギアに入れた途端車外でピーピーと音が鳴る仕組みで、混み入った住宅地ゆえ、早速アセアセする羽目に・・・。

後に車幅灯を点灯するとピーピーは消せるということを知るのですが、静寂な住宅街で、配達?引っ越し?何が始まったの?状態になってしまいました。

なんじゃこりゃあ〜


キャンピングカー 複数の鍵

ジーパン刑事(古いですね)に近い気持ちで、「なんじゃこりゃ〜」。これはキャンピングカーに関連する鍵の全てを確認した時の一言です。

エンジンキーは日産車なのでNISSANと表記があるのと、鍵の大きさで判るのですが、とにかく何だかジャラジャラといっぱいあります。

我が家の3歳男児に見つかるものなら、即紛失間違いなし!と言うか、何がなくなったか分からない。ということで、まずは鍵合わせから始めました。

自宅保管のスペアキーと、乗車時の持ち歩き、もしくは車内保管の必要があるものに分け、ネームタグをつけて完了。

特に開錠施錠の仕組みが難しかったのがエントランスのドアでした。調べたらキャンピングカーのエントランスドアの大多数が海外製の様なのですが、ダブルロックになっていて、片方開けても片方が閉まってる、その片方を開けたら、最初の片方開いてなかった?みたいになります・・・

キャンピングカー エントランスドア 2重ロック 鍵穴

慣れるまでドアの開け閉めで格闘することは多かったです。パパ早く開けて!とよく子どもたちに急かされました。

後々、ドア内側の鍵のレバーの動き方を意識すると、自ずと仕組みが理解できるようになりました。

ショップの自家製取説を読む


前回もお伝えした通り、陸送屋さんは運ぶだけです。

車両はおろか、装備のことも分からないことだらけだったので、中古車ショップの『自家製・取扱説明書』を参考にするしかありません。現車を見ず、ほぼWEBのみでの購入でしたので、あらかじめ用意して頂ける約束でした。

やれやれ鍵が済んで、ゆっくり取説でも見ようかとなったところ・・・「何だこれ?薄!!」

中古キャンピングカー 取り扱い説明書

わずか数ページのカラーコピー刷りがありました。しかも内容は軽いタッチで、本当にこれだけで足りるの?という感じ。

中古車ですからオンリーワンで作って頂いたことはありがたいのですが、最初はかなり不安になりました。

主に電装品の記載ばかりで、椅子をベッドにするにはどうすればいいの?とか、これはどこに収納すんの???と疑問の嵐。

ですが、昔からイジって覚える(たまに壊す)私は、結果的にはその説明書で事足りました。

それ以上の配線やら知識を詰めこまれてもかえってダダ漏れですので、ショップに任せるか、追って覚えることにしました。

説明書に「コレは操作の必要が有りません」と書いていても「ていうか、私そもそもコレが何か分かりません!」というレベルの私でしたが、今では何とかなっています。

ちなみに車両の紹介をすると、

中古 キャブコン キャンピングカー

【ALAMO(アラモ)】
ビルダー:AtoZアラモ
ベース車:17年落ち日産アトラス
定員:7人
就寝定員:4人
装備:ファスプシート、居室照明一部LED済、外部電源入力、テレビ、アンテナ、冷蔵庫、キッチン、コンバーター、電子レンジ、発電機、FFヒーター、ツインじゃないリアエアコン、MAXファン、サイドオーニング、ソーラー充電、走行充電、サブバッテリー×2、リアラダー、ETC、居室スピーカー、調子の悪いカーナビ


という内容で、乗り出し230万のお買い得車でした。

中古キャンピングカー 装備 テレビ

中でも一番嬉しいアイテムは、お恥ずかしながらテレビでした。

ファーストカーは地デジ対応をしておらず、テレビを車中で見られた時は、我が家にもとうとうテレビが来たか!のごとく感動しました。

掃除


ひととおりイジったところで、細かい掃除をしたくなりました。

居室の天井など、外気導入による汚れもある様で、潔癖症ではないのですが、マイペットを使い全面拭き掃除。

クリーニングはされているものの、最後は自分の力で納得するまで掃除した次第です。

新築でない賃貸住宅も数多く住みましたが、自分で納得行くまで掃除をすれば何とも思わないのと一緒だと思っています。

チャイルドシートはあらかじめ準備


下のチビ息子はまだ2歳なので、キャンピングカーにもチャイルドシートを事前に準備しました。

ファーストカーでもチャイルドシートは使っているのですが、キャンピングカー用に新品を用意する余裕もなく、今回はジモティで調達しておきました。

キャンピングカー チャイルドシート

我が家のキャンピングカーは二点式シートベルトで、対応品は新品で出回ってないばかりか、中古でも見当たらない始末。

結局は二点で固定ができ、座面だけでなく床面でも踏ん張れるタイプの物を探し、布は全て外して洗濯しました。

家族を乗せて、近所を走ってみた。


ひととおりの操作や清掃を済ませ、ついに初走行!

我が家の運転手は実質、私1人のため永遠に室内の乗り心地は体感できないのかもしれませんが、元来運転好きの私は、デカい車を転がすのが全く苦になりません。

まずやってみたかったのが、キャンピングカーでの外食ランチ。マック駐車場、吉野家駐車場でやってみました。

カーテン全開ですと好奇の目に晒されるものの、店の混雑、チビの周りへの配慮など一切不要。

できたてアツアツを、テーブルを囲んで家族が密着して食べる・・・なかなか面白いものでした。普段のリビングと違い、狭いがゆえの密着感が家族を感じさせると思います。

ただ、乗り心地は相当不評で、運転席で感じる突き上げと荷台となる居室ではストレスが相当違う様でした。

仕組みとして、エアサスやランチョショックで改善できるのは理解しているのですが、どうも我が家のキャンピングカーには私が調べた限りだと適合がない様で、これからの課題でもあります。

ちなみに、どこであれ停車をすると目立つこともあって、周囲からの視線がすごいです。悪い事はできませんね!

逆に混んだ高速PAや大型屋外駐車場では、自車位置が一目瞭然でこれは便利だと思います。

やはり車両サイズは大事だった


ホームセンター、スーパーなど、普段使いであちこち走ってみました。

台風襲来で交通機関が乱れた際は、通勤にまで活用しました。スーツを着て、バッグを持ってキャンピングカーで駅前駐車場へ。しかもタイムズ。

走行中、あの人なに?何であのクルマ?しかもスーツ?出勤?と言う視線を感じるのですが、これがウチのセカンドカーなのです・・。

そして、ひしひしとありがたみを感じたのは標準的な約5m×2mの車両サイズでした。

そこを意識してキャブコンでもライトキャブコンに近い車両を買い付けした訳ですが、サイズはやはり大事でした。普段使いされるなら、5×2m以下がやはり駐車場でストレスなく活用できるかと思います。

トラックタイプなら、車庫入れの際、普通車より小回りの効く性能にも驚かれるのではないでしょうか。

ついに、初!車中泊の旅へ


キャンプ場予約サイトで、外部電源が借りられてトイレのあるオートキャンプ場を予約し、レッツゴー!

これからキャンプ場へ行くというのに夕飯はファミレスで済まし、チェックイン時間をまたいでしまいましたが、何とかキャンプ場へ到着。感想としては「こんなに混んでるの!?早く到着すれば良かった!」です。

オートキャンプ場

周囲が暗くて何も分からない状態で、車中泊初めての夜を過ごしました。

そんな中、子どもらは超ハイテンション。

しかし高級志向の嫁さんは「こんなんじゃ寝られない(今回は一泊でしたが)これで何泊もするのは無理!」と、わがまま言いたい放題。

新婚旅行は国内で世界遺産登録されたばかりの知床だったのですが、その時も修学旅行レベルの宿だったと、過去の話まで蒸し返す始末。(今の環境と関係ないやろ!)

子どもらが旅行に行けなくなる年頃になる前に、交通費宿泊費に多大なコストをかけずに旅行頻度を上げる目的が嫁さんには解っていない様で・・・。その割には、「娘を京都奈良に連れて行きたい」とか「私は長崎も行きたい」とか言うのです。うーん、誰が運転するのやら。

私からすれば将来、「パパが若い頃(もう45歳ですけど)、キャンピングカーであちこち連れて行ってくれたよね!」と子どもらに言われたい、思い出を作りたい訳です。本当にただそれだけ。そして災害対策にもなるし。

なお、初の寝心地ですが、私は普通に良く寝られました。寝返りとかで車内は揺れることもありますが、それは慣れれば大丈夫だと思います。

走行性能は?


中古キャンピングカー 海岸沿い

営業職ですので仕事柄、車にはよく乗ります。

幸い22年間無事故無違反なのですが、今回は初めてキャンピングカーで高速を走るということで少し不安がありました。

実際に走ってみて思ったのは、高速は80km巡航が楽。無風だったら良いのですが強風時の首都高速湾岸線などは、横風をもろに受けるので寿命が縮む思いでした。さらに大型車の追い越し、特にバスの追い越しは、かなり影響をくらいます。

また、坂はAT車でパワーモードが付いていますが、キツイ坂はアクセルベタ踏みで30kmとかが限界でして、常時撮影のリアカメラを見ながら、場合によっては譲るようにしています。

まれに高速をかっ飛ばしてるキャンピングカーを見ます。パワーがあると言われるディーゼル車の車両でしょうが、家族やご自身の命を大切にするなら、他人も巻き込まないためにも安全速度で行ったほうがいいですね。

最近もタイヤバーストによる横転事故が、動画でアップされていました。皆さんも安全運転を心がけましょう。

空調


購入は秋でしたが、運転席エアコンのみならず、後席居室空間にもダクトのある車両を探していました。

我が家のキャンピングカーは、風量調節は後席でできるものの、恐らくツインエアコンでなく1台からの分岐冷却で、後席に乗る家族からは暑い暑いと不評。

特に就寝の時は耐えられませんので、宿泊時用に私の倉庫部屋に余っていたウインドエアコンをリアに据え置きで設置しました。

冷房専用580W程度の消費電力ですが、外部電源からまかなっています。

まとめ


全くもって多方面に無趣味だった私ですが、ある日突然キャンピングカーオーナーになり、キャブコンキャンピングカーとすれ違えば手を振り、車両も味があって人相もベテラン風。

まるで昔からの趣味かのごとく振る舞い、今ではキャンピングカーライフを楽しんでいます。

キャンピングカーは人生を豊かにすると言う方もおりますが、全くもってその通りになったと思いました。私にとっても最高のオモチャです。今も必要に駆られてイジったり、いろいろと試したりしております。

こいつのおかげで、これからもどんどん新しい世界が広がっていくでしょう。

というわけで、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

次回も楽しい話題をお届けできたらと思います。