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【速報】話題の車中泊用ポータブルクーラー「 EcoFlow Wave」使ってみた!検証第一弾



実際にEcoFlow Waveを体感してみた結果

生憎、デモ機を借りてから、まだあまり暑いような場面には巡り会えていない。

しかし、先日VW(フォルクスワーゲン) T5(以下、T5)の車内にWaveを置き、オジサン2名、30代女性1名で、飛沫が飛ばないように注意しながら静かに車内で宴会を試みた。

繰り返しになるがクーラーであるWaveは基本的にエアコンと同じ仕組みだ。

ここは肝心なことだが、エアコンは冷気を作り出す代わりに暖気を排気することになり、ダクトなどを介して室外に暖気を排出する必要がある。

排気ダクトを取り付けた状態

上の写真は暖気の排出口にダクトを取り付けた状態。

ダクトを冷気口に取り付け

そして、このダクトは冷気の出る側にも取り付けられるようになっているので、Waveを外に置き、ダクトを介してテントの中に冷気を送り込むような使い方もできる。

しかし、T5で実験した晩は皮肉にも全く暑くも寒くもない大変快適な気候だった。

また、排気だけを出す穴とかがこのクルマにあるわけでもないので、テーブルの下にWaveを置き、サイドドアは開け放った状態で試してみることにした。

試した車内の様子

アルコールが入ってしまったせいで不覚にも実際にここにWaveを置いた写真を撮り忘れてしまったのだけど、このテーブルの脚の手前側にWaveはすんなり収まり、全く邪魔にならかった。

そして、この場合の置く向きとしてはこれが当たり前だと思うが、冷気が室内側に向き暖気の排出口が外を向くように置いてみた。

すると、ドアが開け放たれた状態であってもテーブルの下から冷気が回ってきて、十分に「エアコンの効いた部屋状態」になった。

Waveの能力はしっかり体感できたのだが、生憎?大変快適な気候だったため、内側に座っていた30代女性が寒さを感じ始めてしまった。

これはWaveの能力が高い証ではあるのだが、今度はわざと排気が内側に向くような置き方をしたところ、むしろ皆が快適な状態になった。

そうでなくても快適な気候だったから、わざわざこんなことをしても本末転倒なのだが、実験なのだから仕方がない。

この晩はこんな使い方しかできなかったが、ともかく性能がしっかりしていることだけは十分確認できた。

窓の外に排気

そして当然ながら暖気の排気についてはなんとかしなければならないのだが、翌朝こんな置き方もしてみた。

上の画像が車内から見たところで、下の写真が車外から見たところ。

車外からの様子

窓をWaveの幅に合わせて開けてそこにWaveを置いただけで、多少の隙間はできてしまうし、施錠もできず雨が降ったらダメで簡易的ではあるが、これでも十分使える。

自分クルマに適した設置方法を考えるのも楽しいと思う。

EcoFlow Waveの少々気になった点

使ってみて気になった点なども忖度なしにお伝えしておこうと思う。

まずは付属の説明書の情報量が少ない。あまりに分厚くてページを行ったり来たりしなければならない説明書も読むのが嫌になるが、ちょっと簡略化され過ぎているようには感じた。

これはウェブサイトの説明を読めば問題ないので、個人的には気にならないことではあるのだが、しっかりとした説明書が欲しい人には少々不満かもしれない。

ダクトアダプターなしの状態

次に排気側にダクトを取り付けるためのカバーと言うかアダプターのような物を取り付けると、本体を持ち上げるためのハンドルのような部分が隠れてしまう

上の画像がそのアダプターを付けていない状態で、下が取り付けた状態。

ダクトアダプターありの状態

この状態では本体の移動がしにくくなってしまい、これは不便だ。

さらにそれよりも気になったのは、電源ボタンなどの位置だ。

使いやすいボタン類ではあるのだが、間違って触れてしまいやすい位置にあり、度々誤って電源を入れてしまうことがあった。

特に下の写真のように室内が混み合っていると触れてしまいやすく、何の音がしているのだろうと思ったら、Waveの電源を入れてしまっていたなんてこともあった。

混雑車内での様子

自分の機材だったら、何かカバーなどでも作って対処したいと思う。

そして、実は最も気になったのはACの電源コード

ACコードの様子

説明書のイラストの殆どの場面では何故かこのACの電源コードがイラストから省かれている。

しかし実際にはこのコードは本体から直接生えていて取り外すことができない

そのまま垂らしておくと、置くときにこのコードをWave自身が踏んでしまったりするので厄介だ。

できればコードを外したいところだが、外せないのならコードを束ねておくところが欲しい。

ACコードを束ねてみた様子

差し当たり私は運ぶときは後ろ側(暖気の排気口側)のハンドル部分に括り付けておいたのだが、これもやはり暖気の排気用ダクトのアダプターを付けてしまうとできなくなってしまう。

これに関しても、自分の機材だったら側面にフックなどを取り付けるなどの工夫をしようと思った。

音の問題もある。スペック表には騒音レベル50dBと書かれていたが、決して静かではなく、結構賑やかだ。

しかし、本当に室温を下げたいと思うなら、文句を言う前にこれがクーラー(エアコン)であること、それは騒音を発する物であることを理解すべきと私は思う。

なので、一応静かではないことはお伝えしておくが、個人的には全く問題なし。

EcoFlow Waveの実験は続く

今回は簡単な実験しかできなかったが、取り急ぎファーストインプレッションのようなものをお伝えした。

まだデモ機を借りていられる時間は残っているので、段ボールなどで作った簡易的な物でも良いのでキャラバンの窓に合わせた暖気排出用の穴を作り、日中でも良いから暑くなる日を選んで、使用前使用後の実証実験をしたいと思っている。

乞うご期待!

【「EcoFlow」ポータブルクーラーの公式サイトはこちらから】