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車中泊にあると便利な「ポータブル電源」、その種類と選ぶ基準とは?!




容量・出力別ポータブル電源2.定格出力500〜800Wあれば、車中泊には困らない


ポータブル電源で調理

②定格500〜800W程度で持ち運びもしやすい大きさのタイプ」は、大体5万円台〜10万円程度までの価格帯が多いようです。

定格出力がだいたい500〜800W程度、容量は500〜800Wh程度となっており、本体もそこまで大きさも重さもありません。

筆者のような女性でもギリギリ持ち運びが可能な重さになっている商品が多い印象です。

お値段に幅がありますが、定格出力や容量が上がれば値段も上がっていく、と考えていて間違いありません。

個人的には、冷暖房器具や調理家電をフル稼働するのでなければ、定格出力500〜800Wのタイプで特に問題なく車中泊を楽しめると思います。

筆者も使用しているECOFLOWのRIVERシリーズのように、独自の技術により消費電力1000W以上の家電が使用可能(RIVERシリーズは1200W)になっているポータブル電源もあります。

しかしこのお値段の範囲内であれば、基本的に500〜800W程度の家電が使用できる程度、と考えておいた方がよさそうです。

ECOFLOWのRIVERシリーズも、実際は1000Wのパワーをフルに使用できるものではない(ポータブル電源内で消費電力を落としている)ため、IHクッキングヒーターなどを使っていると、調理中どうしても火力の弱さを感じてしまいます。

しかし使える家電が増え、選択肢が増えるというのは事実です。

選択肢が増えることにより車中泊で使用できる場面が増え、いままで使えなかったIHクッキングヒーターやドライヤーを使う際に、かなり重宝しています。

容量・出力別ポータブル電源3.大容量&高出力タイプはお値段高め。電子レンジも使える高出力が魅力!


ジャクリーポータブル電源

③IHや電子レンジも使えるような大容量&ハイパワー(定格出力1000〜3000Wほど)でかなり大きく重量もあるタイプ」は、この2年ほどで商品のラインナップも増え、容量や消費電力、お値段を基準に、自分の車中泊スタイルに最適なものを選べるようになってきました。

お値段や製品により出力や容量も幅広くなっているのですが、1200〜3000Wの高出力で、容量も1000Whから最大で5000Whを超える商品まであるんです!

お値段は10万円台半ば〜30万円。

幅やばらつきはあるももの、どれもかなり高価でパッと手を出せる価格帯ではないのが残念なところです。

しかし、その性能の高さを考えると、高価格になってしまうのは致し方ないのかもしれません。

1年を通してキャンピングカーや車中泊仕様の車で生活する「バンライファー」や、1〜2週間程度の長期の車中泊を定期的にする方、季節問わず車中泊をするため冷暖房器具を頻繁に使う方などであれば、意外とすぐに元が取れるのかもしれません。

予算と用途に合わせて、最適なポータブル電源を選ぼう!


おしゃれなポータブル電源

今回は、車中泊の必須アイテムとなりつつあるポータブル電源を大きく3タイプにわけ、選ぶ際のポイントや基準、使用に最適なシーンなどをご紹介しました。

3種類とも一時的に所持していたり、使用したことがありますのでメリット・デメリット共にかなり詳しい方ではあると思います。

今回の記事の内容も、基本的には筆者が実際に使用してみて体験したことや感じたことを軸に、お話をさせていただきました。

しかし、個々の用途や購入目的によっても違いが出てくると思います。

最終的には「自分がどんな使い方をする予定なのか」「どの家電を使用したいのか」などを事前にメモなどに書き出し、購入目的をひと通り整理した上でチョイスすることが、とても大切になってくるのではないでしょうか。

いまよりももっと車中泊を楽しむために、ぜひご自身に合ったタイプのポータブル電源をチョイスし、購入してみてくださいね。