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オーストラリアで人気のルーフラックは、趣味にあわせて最適なものを選ぶのがおすすめ!




車体ルーフの規定積載量注意


ルーフラックを車両に取り付けるときに見落しがちですが、最も重要なことの1つは、メーカーが指定している総重量です。

市場に出回っている全ての車両にはルーフの積載量があり、ルーフの強度とそのサポート方法に基づいています。

ご自身の車両の規定の積載量を確認し、ルーフにかけることができる総重量はルーフラック自体の重量も含まれますので注意が必要です。

この規定積載量を超え、損害が発生した場合、またはそれが原因で事故を起こした場合は、保険の請求の対象外になってしまう可能性もありますので、気をつけなければなりません。

また、規定積載量を超えてメーカーが推奨する以上のものをルーフの上に積み込むことでルーフラックが屋根から外れたり、過負荷のために車両に損傷を与え兼ねませんので、ルーフの耐荷重を確認する必要があります。

オフロードでの使用


写真2

一般的にオフロード時の重量制限は、舗装道路と異なることあるため、注意する必要があります。

多くの場合は一般の路上での重量制限よりも約20kg少なくなります。

したがって、ルーフラックに荷物を積載して、オフロードを計画している場合は、オフロードの重量制限にも注意する必要があります。

ルーフラックの素材


ほとんどのルーフラックはアルミニウムまたはスチールでできており、安価なものにはプラスチック製のコンポーネントもあります。

今回はスチールとアルミニウムのメリット・デメリットについてご紹介します。

スチール


スチールのメリットはアルミニウムよりも安価で耐久性があることです。

しかし、アルミニウムよりも重量があるため、重量制限を考慮する必要があります。

つまり、車両の上に重いスチール製のルーフラックがあると、車両の積載制限にルーフラックの重さをマイナスしなければならないので、実際に荷物を積む際にあまり重いものを積めなくなるということになります。

スチールにはもう1つデメリットがあり、アルミニウムよりも錆びやすいことです。

アルミニウム


アルミニウムのメリットは、軽量で耐食性があることに加え、車両が動いているときの抗力が少ないため、燃費も良く静かなところです。

スチールは自動車のルーフラックにとても最適なのですが、私の感じる唯一のデメリットはスチールに比べ高価な部分です。

必要なものに合わせる


ルーフラック4

最終的には、ルーフラックを用途に合わせる必要があります。

数本の釣り竿を積むだけでしたら、プラスチックのルーフバーで十分でしょう。

しかし燃料、ソーラーパネル、その他のヘビーデューティのギアを運ぶことを計画している場合は、用途に応じたものが必要です。

オーバーランダーの際には、ソーラーパネルや燃料にテントなど、かさばるものを積むことが多くなりますので、それぞれの車に合わせ工夫して、独自のデザインでルーフラックを設置しています。

上の写真のように、ピックアップトラックの荷台の上にルーフテントを取り付けて、車体のルーフにはハーフレングスケージ、又はプラットフォームを取り付けるスタイルをオーストラリアではよく目にします。

この場合は、荷台の上のルーフテントで寝泊まりすることができ、燃料などは車体のルーフラックに積み、他の荷物はピックアップトラックの荷台に積むことができるので、長いオーバーランダートリップの際に必要な十分な荷物を積載することが可能になります。

このようにオーバーランダーやアウトドアの場では、ルーフラックやキャリアーは非常に重要となりますが、慎重かつ賢明に使用する必要があります。

読者の皆さんの用途に合わせてルーフラック、キャリアーを選ぶ際の参考になれたら嬉しいです。