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並んだキャンピングカー

キャンピングカーイベント「NO密くるま旅・ユーチューバーと巡る北の大地」に参加してきました!



家を断捨離して中古キャンピングカーで日本一周中をしている、ガタガタGOGO・むっちゃんです。

今回は北の大地・北海道で開催されたキャンプジャパンの「NO密くるま旅・ユーチューバーと巡る北の大地」に参加させていただきました。

7/27〜29の2泊3日のツアーでは、美味しい北海道のグルメを中心に、洞爺湖周辺を満喫。

また「NO密」とタイトルにある通り、参加台数10台と限定されていたので、ツアーと行ってもゆとりがあるリッチな車旅となりました。

自主自粛されている方の中には、この記事を読んで「自分は旅を我慢しているのに」とモヤモヤした気持ちになってしまう方もいらっしゃると思いますので、最初にツアーのコンセプトをご紹介させていただきます。

今回は「NO密は守って欲しいけど、地元観光を助けて欲しい」というニセコの地元の方々からのSOSの声がキャンプジャパン側に寄せられて企画されました。

少しでもお手伝いできれば!ということでこのイベント実施。

今後の「withコロナ・afterコロナ時代」に向けて、NO密な空間を保つのに最適な、新たな「車×旅」をご紹介します。

1日目はワイナリー&美食を堪能


それでは、NO密でも楽しかった2泊3日のスケジュールです。

1日目7/27(月)AM9:30 開会式

集合場所は北海道仁木町の某所。初めてグループで移動するツアーイベントに参加しました。

キャンピングカー乗りの方々は、一体全体どんな感じで交流をはかっていくのか、コミュ障の私にはとても緊張の瞬間でした。

開会式の様子

しかし、早々に目の前に広がる北海道の広大な景色に参加者全員が釘付けになり、参加者全員が感動を共有。さっそく一体感が生まれ、旅の良いスタートが切れました。

10:00 「NIKI Hills Winery」到着

NIKI Hills Winery(仁木ヒルズワイナリー)

北海道仁木町の豊かな自然の中で誕生した「NIKI Hills Winery(仁木ヒルズワイナリー)」はワインの醸造は勿論のこと、ワイン畑、ワインセラーなどのワインがイチからできる様子を見学できるほか、園内全体が四季を感じられる庭園になっています。

さらに、宿泊もできる複合型ワイナリーです。

NIKI Hills Winery(仁木ヒルズワイナリー)葡萄畑

小高い丘一面に広がるぶどうの畑の向こうには、仁木の町。そして、更に向こうには石狩湾が望めます。

石狩湾からぶどう畑へ立ち込める霧が昼夜の寒暖差を作り出し、糖度の高いワイン用ぶどうが育ちます。

NIKI Hills Winery(仁木ヒルズワイナリー) ワイン樽

写真はこの農園で収穫されたぶどうで製造したワイン樽と、ワイナリーです。

NIKI Hills Winery(仁木ヒルズワイナリー) 試飲

ここでしか味わえない赤ワインは数量限定となっていて、市場には出回らない幻のワインと呼ばれています。

NIKI Hills Winery(仁木ヒルズワイナリー)販売所

売店ではワインの試飲もできるので、気に入ったワインを見つけ、購入することもできます。

ワイナリーを満喫した私たちは次の目的地へ出発。

12:00 「ジェラパタット」でランチ

ジェラパタット 外観

ランチタイムということで、この日はニセコで予約が取りにくい人気店として有名な「ジェラパタット」でフレンチをいただきました。

ジェラパタット レストラン

「ジェラパタット」とはフランス語で“元気の象徴を意味する言葉”という意味で、直訳すると「私はポテトを持っています」となります。

店内にはジャガイモのモニュメントがあしらわれているのですが、写真にもジャガイモのモニュメントが写っていますよ。見つけられますか?

ジェラパタット ランチ

さて、こんなおしゃれなお店は普段来られないので、ここぞとばかりにフレンチランチを満喫しました。

ランチコースの内容は前菜、魚料理、肉料理、デザート、ドリンクの4品。ニセコや北海道で採れた野菜や魚介、十勝のどろ豚などふんだんに使用した料理はどれも絶品でした。

ジェラパタットでノンアルコールワインを飲む女性

そして乾杯は車旅でも安心な「ノンアルコールワイン」も頂きました。

「ノンアルコールワイン?つまりぶどうジュースでしょ?」と思われたあなた! 私も全く同じことを思いました。

しかし、このノンアルコールワインは、本当にワインの風味、味、舌触りで驚き。フランス料理にばっちりマッチしていました。

素敵なランチタイムを過ごした私たちは、レストランを後に次の目的地へ。

14:00 「ニセコ五色温泉旅館」で入浴

ニセコ五色温泉旅館

ニセコ五色温泉は、標高750mのところにある温泉。

硫黄の強い香りを嗅ぐと気分はたちまち「ザ・温泉地」という気分に。

ここのオススメは露天風呂。大浴場から露天風呂に続くのですが、大自然が目の前に広がった開放的な景色を楽しめます。

いつも大抵一人で入浴するので、参加者の人たちと一緒におしゃべりを楽しみながら入る温泉がまた格別でした!地元の方とも交流ができて、アットホームな雰囲気でした。

アメニティーは基本揃っているので、タオル1枚持っていけば楽しめる温泉です。

さっぱりしたところで次の場所へ出発です。

15:30 名水の地「湧水の里」へ立ち寄り

湧水の里

羊蹄山麓から湧き出る水が見学でき、実際に飲めるスポット。湧き水は変なクセがなく、サラサラ柔らかい飲み心地でした。

湧水の横には豆腐販売店もあり、がんもどきなどのおかず系からデザート系まで面白い豆腐商品が販売されています。

さて、この日の宿泊場所のキャンプ場へ向かいます。

16:30 「真狩焚き火キャンプ場」でBBQ

真狩焚き火キャンプ場はとてもおしゃれな雰囲気で、テントやコテージなども借りることができ、キャンプ初心者の人でも手ぶらで気軽にアウトドア体験ができます。

羊蹄山を眺めながら焚き火を囲んでいると、まるで海外に来たような気分になれるキャンプ場でした。

真狩焚き火キャンプ場」でのBBQ

初日のディナーはBBQ。

北海道のラム肉をたらふく食べました!北海道産の野菜も甘みたっぷりでみずみずしくて美味しかったです。

焼かれているラム

焚き火に吊しているのは、ラムチョップです。

初めてラムチョップを作っている様子を見たので、「ラムチョップって、こうして炙られていたのか!」「まるっと王冠みたいな形にして作るのか!」という2つ発見がありました。

ラムチョップ

焼き上がってカットされたラムチョップ。かぶりつくと、クセがなく柔らかい食感で口の中で肉汁がブワッと溢れて、とても美味しかったです。

初日から美味しいものをたくさん食べられて大満足な1日でした。

2日目は北海道の自然をフルに体験


7/28(火)2日目
8:00 キャンプ場でモーニングにホットサンド

真狩焚き火キャンプ場の朝

2日目の朝も快晴。朝食はキャンプ場でホットサンドと牛乳をいただきました。

晴れていれば“蝦夷富士”と呼ばれる羊蹄山が望めます。

真狩焚き火キャンプ場でのモーニング

「NO密」を意識した車旅のため一人一人の距離感がちょっと遠いですが、限定10組のイベントなので大人の落ち着いたしっとりとした楽しい時間が過ごせました。

10:00「洞爺湖有珠山ジオパーク・洞爺湖ビジターセンター火山科学館」を見学

洞爺湖有珠山ジオパーク・洞爺湖ビジターセンター火山科学館

洞爺湖有珠山ジオパークと洞爺湖ビジターセンター火山科学館では、ニセコという土地の特徴と歴史を学べます。

火山や噴火が作り出した洞爺湖の地の特徴・自然が分かりやすく展示されています。

ヒグマへの対処の注意書き

洞爺湖ビジターセンターでは、自然の中での危険なことや、NGな行動についても子どもにもわかるように解説しているので、北海道の自然を勉強するために行かれてみてはいかがでしょうか。

洞爺湖

そして洞爺湖ビジターセンターの目の前には洞爺湖が広がります。ただただ、みごとに綺麗です。

12:00 サミット会場の「ウィンザーホテル」でランチ

ウィンザーホテルのランチ

この日のランチは、G8サミットの会場にもなったウィンザーホテルでランチをいただきました。

地元の無農薬無肥料農家で栽培したハーブと、北海道の肉厚プリプリの海鮮のジェノベーゼをいただきました。

ホタテはミディアムレア、エビはプリプリを通り越してブリッブリ。旨味がジュワッと溢れ、香りも食感も全て堪能できました。

豪勢なランチを食べた後は農場で畑仕事に出かけます。

14:00「佐々木ファーム」で野菜収穫体験

佐々木ファームで収穫している様子

「佐々木ファーム」はランチで食べたハーブも取り扱う農場。農場主催の「野菜収穫&自分達で収穫した野菜を食べよう」という体験に参加してきました。

農場の人の話を聞いて、びっくりしたことがあります。それは「全ての野菜に虫がつく訳ではない」ということ。

虫に食われたキャベツ

虫がつくのは弱った野菜にだけ。弱った野菜を虫が食べて分解して土に返すという自然の流れがあると聞きました。

畑にあるキャベツも弱ったものだけに青虫が付いているそう。青虫はすべてのキャベツを食い散らかすことはせず、食べて分解するという自分達の役割を果たす働きのみをします。だから他の元気なキャベツは虫に食われていません。

蜘蛛の巣が張ったブルーベリー

また、こちらの農場は全て無農薬無肥料の土で作られているので、作物と昆虫が共存しています。ブルーベリーにはクモが巣を張っていました。実はクモは他の虫からブルーベリーを守る役割をしているので、ブルーベリーにとっては害虫ではないのです。

生き物は全て理由があって存在する、その中で人も大地の恵みを分けて生きていく。そんな考え方に野菜を収穫しながら触れたことで、大自然の中でとても優しい気持ちになりました。

佐々木ファームの畑

この広大な素晴らしい大地を目の前にすると、美味しいものをいただくときは、これからも自然や生き物に感謝の気持ちは忘れてはいけないなと思いました。

18:00「グレイテスト洞爺ファーム」でディナー&宿泊

グレイテスト洞爺ファーム

日中に自分達で収穫した野菜を農家の方が一番美味しく食べられるようにBBQを用意してくれました。

たくさんの彩り豊かな野菜

採れたて新鮮でみずみずしい!どれもこれも美味しくてもりもりバリバリ食べました!

普段の車旅ではつい野菜不足になってしまうので、この旅ではたくさんビタミンや栄養を摂取できました。

特に驚いたのがビーツで、まるで“安納芋の焼き芋”のようなねっとりした甘さが楽しめました。

北海道の海鮮

北海道の海鮮ももりもり食べました!

グレイテスト洞爺ファームでのBBQの様子

ホタテは肉厚、白貝は初めて食べましたがとっても濃厚な味わい。食べたことなかったホッキ貝は絶品で、なんでもっと早く食べなかったのか自分の人生を悔やむくらい美味しかったです。

最終日は早朝の洞爺湖カヌー体験


7/29(水)3日目

6:30 「洞爺湖」の湖面に立つ

洞爺湖でカヌーに乗っているところ

最終日は早朝に起きて、洞爺湖でカヌー体験をしました。

カヌー初体験の私は、二人乗りカヌーで向かい合わせに座ろうとして、参加者の方々に笑われてしまいました。しかもしばらくなぜ笑われているのか分からず(笑)。

ボートとは違うと知らなくて恥ずかしい思いをしてしまったので、カヌーをやったことがない人はお気をつけ下さい。

そしてカヌーは後ろの席が肝になるので、私のように運動音痴の方は是非前の席での体験をオススメします。

パートナーと一緒に体験するときは、是非男性は後ろの席で格好良いパドルさばきを披露すれば、惚れ直されること間違いなしです!

洞爺湖の浅瀬に立っているところ

朝イチの洞爺湖は風がなく湖面が静かで、浅瀬に立つとまるで湖面に立っているかのような写真を撮影できました。

水も透明度が高く、水中の水草などがよく見えます。360度自然に囲まれてリフレッシュできました。

10:00 最後の晩餐&閉会式

ランチのご飯

朝イチで洞爺湖の素晴らしい景色を堪能したところで朝食兼昼食のブランチです。

昨日、佐々木フォームで自分達が収穫した野菜をふんだんに使用したメニューです。

どれもこれも美味しかったですが、ブルーベリーはやはり一番お気に入りです。でもサラダも美味しかったし…やはりここは甲乙つけられません。

北海道の自然を満喫しながら、始終和やかなムードで、笑いすぎてお腹が痛くなるほど楽しかった2泊3日のツアーもいよいよ終わりです。

参加者の皆さんとはたまたまイベントに参加して、生まれた繋がりかもしれません。

しかし、こんなに楽しい時間を共有できたので、「車×旅」を続けていれば必ずどこかで再会する日が訪れると強く思いました。

まとめ


いかがだったでしょうか。

車旅が素晴らしいと感じたのは、正直今回が初めてではありません。

しかしビルダーも車体も旅のスタイルも違うメンバーがここに集結し、楽しい時間を過ごせたのは、やはり同じ車旅という趣味で繋がったからでしょう。

やっぱり車旅、最高です!