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自作のカーサイドオーニング

【バン快適化DIY】簡単に設営できる程良いサイズの「オーニング」を作成!




タープ


タープを庇のフレームにかけた様子

タープは元々持っていた約2.15m x 1.45mのサイズのものを利用した。

そして、下の辺がそのままでは微風でもヒラヒラとしてしまうので、安定するように下の辺には棒を付けることにした。

タープと木の棒

全てがきっちりしたパーツばかりで構成されていると全く味気がなくなってしまうので、その棒は敢えて自然な雰囲気のものをと思っていたら、切らなくても長さがちょうど良く、太さも重さも手頃で全くお誂え向きのものを発見!

ハンダゴテ

タープの角にはグロメットが付いているが、グロメットは重石の取り付けやペグダウンするときの張り綱の取り付け用に残しておきたかったため、ウェビングにハンダゴテで穴を開け(こうすると溶けて固まってほつれない)、ビスで棒を固定した。

棒を取り付けたタープの裾

この棒があることで裾がヒラヒラすることがなくなり安定する。少しの風なら特に重石やペグダウンの必要はない。

タープの裾につけたペットボトルの重石

風がある場合は100均のペットボトルホルダーをタープのグロメットに取り付け、1Lのペットボトルを重石代わりに付ける。上の画像の通り高さもちょうど良い。

余程の風でもなければこの合計2kgの重石で十分だと思うが、そもそも強風の場合はサイドドアを開け放しておこうとも思わないので、これで全く問題なし。

設営方法


設営の方法も紹介しておこう。

タープの上辺のバンジーコード

フレームはたたんだまの状態で、まずはタープの上辺のバンジーコード(説明を省いてしまったが、タープのグロメットに輪にしたバンジーコードを付けてある)をフレームの後側に引っ掛ける。

タープ上辺前バンジーコード

そして前側も同様にフレームに引っ掛ける。

このバンジーコードを引っ掛ける部分は、本来2本のパイプを平行に繋ぐためのコネクターなのだが、何かのためにと買っておいた物で、それが役に立った。

閉じた庇のフレームにタープをかけた様子

タープの上辺2カ所にフレームに引っ掛けると上の画像のようになる。

自作で作ったカーサイドオーニング

そして、フレームを引き出せばこうなる。

こうして見ると狭そうに見えるが、実際には案外広い。

自作で作ったカーサイドオーニング

そしてこの「控えめな広さ」こそが私の求めていたものであり、立派なオーニングの代わりになるものを自作しようと考えたわけではないので、自分にとってはこれこそバッチリのサイズ感なのだ。

車内から見た自作のカーサイドオーニング

車内から見るとこんな感じ。中から見ると結構広く感じる。

自作のカーサイドオーニング フレームを途中まで引き出した状態

フレームを途中まで引き出した状態でも使うことができる。

引き出したフレームは特に関節が動かないように固定などしていないが案外安定して止まっていて、強い風に煽られたりすれば動いてしまう(張り出しが縮んでしまう)可能性はあるが、そうでもなければ問題なさそうだ。

そして先程も書いた通り、強風の中でドアを開け放してこの庇を出しておくことはないので、そもそもその心配も無用だ。

自作のカーサイドオーニング

ペットボトルの重石の代わりに張り綱を付け、斜めに張り出すようにしてペグダウンすれば庇の下を広くして使うこともできる。

自作のカーサイドオーニングのフレームにすだれをかけた様子

またこのフレームを使ってタープの代わりにこうして簾(すだれ)などをかけるのも良い。

傘を差したり跳ね上げ式のリアゲートを開けたりするほどの手軽さではないが、至って簡単に設営できる仕組みが完成した。

撤収と走行時


棒に巻いたタープ

撤収は設営と逆のことをするだけだが、撤収したタープは裾に付けた棒に巻き取って収納する。

長い棒状になってしまうが、個人的には180cmを超えるSUPのパドルが複数車内に積んであることが普通なので、それより短い棒が1本増えたところで何の問題もない。

自作のカーサイドオーニング フレーム収納時

走行時は、フレームは上の画像のようにベルトで括り付けるだけだ。3本のベルトで括り付けたら、しっかり固定され、全くガタつくこともなかった。

自作のカーサイドオーニング フレーム収納時タープ付き

タープが濡れている場合などはタープをフレームから外さず、上の画像のように棒に巻き付けてフレームと一緒に括り付けても良いと思う。

似たようなことを考えている皆様へ


自作に失敗はつきもので、私もこれまで数々の失敗を重ねてきた。成功した時はうれしいが、失敗してそれを次に活かすことも自作の楽しさだ。

いずれ失敗談ばかり集めて記事にするのも面白いと思っている。

今回の「庇(ひさし)」はまだ長期間使用したわけではないため、使っているうちに弱点や不具合が出てくるかもしれない。また、今回のような物の場合は、使い方や取り付け方法によっては危険を伴う可能性もある。

特にこのように外部に取り付ける物の場合は、走行中に落下したり横に飛び出したりしないように取り付けや収納方法には細心の注意が必要だ。

点検を怠ってもいけない。勿論材料のメーカーもこうやって使ってくれと言っているわけではないので、全てが自己責任となる。

しかし、責任云々よりとにかく事故を起こさないことが一番大切なことだ。それは肝に銘じていただきたい。

でも「ないものは作る」が最高に楽しいことであるのも間違いない。

DIYでの加工や改造は安全面に影響が出る可能性があります。また、アフターサポートなどを受けることができなくなる可能性もありますので、法令、基準などを遵守した上で自己責任で行ってください。不明な場合は販売店などに確認してから行うようにしましょう。