キャラバンをおしゃれDIY!!使い勝手が良いように工夫した点とは?!
ボードラック
私はSUPのボードを車内に積んだまま寝られる状態にしておきたいため、天井付近にボードラックを設置することが必須だ。
以前は、アシストグリップを利用して角材を固定し、そこに吊り下げたベルトでボードの前側を固定し、後側は棚が右側にあったため、棚の上に取り付けた角材の上にボードを載せていた。
今回の改装では棚を左側に移設したため、同じ方法はとれない。
同じ方法ができないわけではないのだが、この車の後部サイドドアは左側にしかなく、天井の左側にボードを積んでしまうとサイドドアからの出入りがしにくくなってしまうため、どうしてもボードは右側に積みたいのだ。
前側のバーはこれまでより少し位置が後になってしまうが、右側は壁、左側は棚に角材を固定した。
そして以前のように角材の下にベルトで吊るのではなく、角材の上にボードを載せる形にした。
実は最初もう少し高い位置に角材を取り付けたのだが、計算上では大丈夫なはずだったのに、実際に積もうとするとボードが支えてしまい、少し低い位置に付け直した。
万事計算通りに行かないことは少なくない。
後ろ側のバーを固定してしまうと、せっかくベッドを無くしたのに、バイクなど背の高いものを積めなくなってしまう。
バーを簡単に取り外しができれば便利だと思うのだが、その方法については結構悩んだ。
イレクターパイプなどを使うのが妥当かと思い、近所のカインズホームのその類の売り場に行ってみたのだが、もう一つこれといったパーツは見つからないし、良い考えも浮かばない。
ボードはそこそこ重量もあるので、突っ張り棒は全く眼中になかったのだが、眺めていたら何か参考になり、良いアイディアが浮かんでくるかもしれないと思い立ち、一応突っ張り棒コーナーにも行ってみることにした。
すると、そこでなんと耐荷重70〜40kg、パイプの径が34mmもある超強力突っ張り棒なる物を発見してしまった。
こんな突っ張り棒があるとは知らなかった。
さらにこれは棒とブラケット部分が別体式になっている。
ブラケットを室内の壁に固定してしまえば、バネで突っ張る力だけに頼らなくても棒が落下してしまうことがない。
「こんな物があったら良いのに」と思っていたそのものだった。
突っ張り棒は100均でも売っているが、それがかえって「あまり頼りにはならない物」といったイメージを植え付けてしまっていたのかもしれない。
固定観念に囚われてはいけない良い例だ。
左側は棚の柱部分にブラケットを直接ビスで固定。
右側は壁が傾斜しているので傾斜に合わせて斜めにカットした角材を間に挟んでからブラケットを固定。
ブラケットを固定してしまえばバーの落下の心配もないし、バネを緩めれば簡単に外すこともできる。
また、これならライフジャケットなどを吊すハンガーパイプにもなって一石二鳥。
また、ボードを積んで行かない旅だったり、ボードを屋根に積んでしまう場合は、こんな風に寝袋などを干す物干し竿としても使える。
この超強力突っ張り棒は本当に良い発見だった。
通販でなんでも買える世の中だが、実店舗を探検してみるとまだまだ新たな発見があるというものだ。
まだ終わらない
暗くなって明かりを灯すとこんな感じ。
カーテンの取り付け、二段ベッドの製作、たたんだ後部座席の上に置く台の製作など、具体的にやるべき課題もまだ残っている。
しかし、使いながら思いついたことなどあればまだ手を加えたり改良していくつもりだから、プラモデル作りのように完成してしまうことは永遠にないと思う。
そして、それこそが完全自作の良いところでもある。
想像することも創造することもまだ沢山残っている。
今晩はこの中で好きな音楽でも聴きながら酒でも飲もう。
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