油断禁物!春先の車中泊気を付けておくべきポイントと失敗例【6年経験者が教える】
目次
春の車中泊で気をつけておくべきポイント
ここからは実際に車中泊歴6年以上の筆者が「春の車中泊で気を付けておくべきポイント」を具体的に紹介していきます。
それぞれ簡単にできる対処方法や解決策も解説していくので車中泊前にはチェックしておくといいでしょう。
春の車中泊で気を付けておくべきポイントは以下の5つ
・朝晩の冷え込みには注意
・花粉の飛散には気を付ける
・春一番など風の強い日は注意
・紫外線は夏と同じように対策する
・ぽかぽかの陽気で運転時の眠気に注意
朝晩の冷え込みには注意
日中の気温が温かくなったからと言っても朝晩は冬のように冷え込むことも考えられます。
車中泊をする地域や場所によっても気温差は大きくなるので、車中泊をする場所の気温をチェックするようにすると安心です。
急な冷え込みへの対策として車中泊では薄手の毛布や湯たんぽなど、暖をとれるアイテムをいくつか積んでおくことも忘れないようにするといいでしょう。
使わない時も比較的コンパクトに収納できるものであれば車内のスペースの負担になることもありません。
春先の冷え込み対策としてしっかりと予備の防寒具やアイテムを持っておくことが春先の車中泊成功へのポイントと言えます。
花粉の飛散には気を付ける
冬は花粉を気にせず外出ができていた方も、温かくなると花粉に悩まされる人も多くいます。
マスクやメガネの対策はもちろん、症状が出ないように普段から飲んでいる薬を車中泊旅でも常備しておくことも忘れないようにしましょう。
また、車の外に洗濯物や布団を干す場合にも注意が必要です。
花粉が飛散している時期に車外で服や布団を干すと花粉が付着する可能性も高くなります。
花粉の時期はコインランドリーを利用する、車の中で広げて布団を乾燥させておくなどの工夫がおすすめです。
春一番など風の強い日は注意
春は特に風の強い日も多く、車中泊をしていても風に悩まされることが多くあります。
車の窓を開けっぱなしにしていると車内に置いてあるゴミが風に飛ばされたり、サンダルや軽い靴であれば簡単に飛んでいったりすることも考えられます。
なるべく風の影響を受けないようにドアを閉めた状態で過ごすようにするといいでしょう。
また、風が強い日はドアが風で勢いよくしまったり、内側から開けたときに勢いよく開いたりすることもあります。
近くに人や車が通っている場合にはぶつけてしまってトラブルを起こしてしまうことも考えられます。
風が強い日のドアの開閉は特に周りの状況などにも注意しながら行うようにしましょう。
紫外線は夏と同じように対策する
冬場は紫外線対策をあまりしないという方も多いかも知れません。
しかし、春は冬と比べても圧倒的に紫外線の量は増えているため、なるべく車中泊などのお出かけの際には紫外線対策をするように心がけましょう。
紫外線対策を怠ると、肌への影響、免疫力の低下など様々なリスクを引き起こすこともわかっています。
もちろん夏程の強い紫外線はないものの、肌に受けるダメージを防ぐためにも日焼け止めやアームカバーなど自分に合う紫外線対策を行うようにしましょう。
ぽかぽかの陽気で運転時の眠気に注意
春のぽかぽか陽気に包まれているとなんとなく眠気を感じる、という人も多いのではないでしょうか?
花粉や花粉症の薬によって眠気を生じる場合や、寒暖差によって自律神経の乱れによる睡眠の質の低下、それにより日中に眠気が襲う、といったことが影響しているようです。
ひどい眠気に襲われたときには無理に運転を続けるのではなく、休憩をはさんで身体を休めることが重要です。
眠いのに無理に運転を続けて重大な事故を招いては大変です。
自分の身体の状態をしっかりと把握して眠気がひどい状態のときには運転しないという判断をするようにしましょう。
春先の車中泊で実際に経験した失敗例
ここからは春先の車中泊で筆者が実際に経験した失敗をいくつか紹介していきます。
同じような失敗をしないためにもチェックしておくといいでしょう。
春先の車中泊で筆者が経験した失敗例は3つ
・凍ったワイパーを無理に動かし破損
・予備の毛布を忘れて寒さに震える
・干していたシュラフに花粉がついてくしゃみ連発
凍ったワイパーを無理に動かし破損
朝方、窓についている結露をとるためにワイパーを動かしたところ「バキッ」という音とともにワイパーが折れ、数メートル飛んで行くというトラブルに見舞われました。
一瞬何が起きたか分からなかったのですが、窓についた霜や結露が気温の低さによって凍ってしまいワイパーゴムが窓に固定されている状態で無理な力が加わって破損してしまったという状況。
幸い周囲に車も人もいなかったので大きなケガや事故はなく被害は最小限に抑えられましたが、もし周囲に人がいたら、と思うとぞっとしますね。
このように春先の朝方は気温が低く霜や結露が凍ってしまうことは十分に考えられます。
ワイパーを動かす前にワイパーのゴム部分が凍った窓とくっついてしまっていないか確認してから作動するようにしましょう。
万が一無理な力が加わって破損した場合は自分で手軽にブレードごと交換できるので覚えておいてもいいかも知れません。
怪我の功名でずっと気になっていたワイパーゴムの水切り具合が抜群に良くなったのでこの失敗はある意味でいい経験になりました(笑)
予備の毛布を忘れて寒さに震える…
上記のように春先は想像していなかったような寒さに見舞われることも十分に考えられます。
筆者も油断から予備の毛布を忘れてしまい寒さに震える夜を何度も経験しています。
同じような失敗をしないためにも必ず身体を直接暖められるアイテムを持って行くようにしましょう。
車中泊におすすめの暖房アイテムもいろいろとありますが、中でもおすすめのアイテムは「湯たんぽ」です。
サイズもコンパクトなものが多く、車内での収納の負担も圧倒的に軽減できます。
お湯を用意するだけで手軽に暖が取れるため、万が一寒さを感じたときにサッと用意できる湯たんぽは持っておくと安心でしょう。
直火OKの湯たんぽであれば使うたびに中のお湯を入れ替える手間もないのでお湯を入れ替えるのが負担に感じる方は下記のアイテムもおすすめです。
干していたシュラフに花粉が付いてくしゃみ連発
前述していますが、春先の車中泊の天敵でもある「花粉」は特に注意が必要です。
筆者も長い間花粉症には悩まされていますが、車中泊ではちょっとしたミスが大きな失敗につながることもあります。
たとえば、天気のいい日にシュラフを車外で干していたのですが、いざ使おうと夜シュラフに入ったらなんだか鼻がムズムズ。
さらに悪化してくしゃみも連発…そこで花粉が飛散している中シュラフを干してしまったというミスが判明。
花粉が飛んでいるな、と感じたときは車中泊で使用するシュラフや毛布を干すのはおすすめしません。
車内で干す、もしくは下記のようなアイテムでしっかりと乾燥させるといった方法が良いでしょう。
まとめ:注意点に気を付けて春先の車中泊を楽しもう!
寒さが和らぐ春先は車中泊を再開する人も車中泊にはじめて挑戦するという人も多いでしょう。
とはいえ、春は寒暖差や風の影響も多い季節でもあるので、油断していると車中泊で失敗してしまうことも十分に考えられます。
本記事で紹介した春先の車中泊の注意点や筆者が実際に体験した失敗談を意識しておけば、春の車中泊での失敗は避けられるはずです。
春は気温も温かくなり、ぽかぽか陽気も心地よく車中泊には最適なシーズンです。
ぜひ本記事の内容を念頭に置いて春の車中泊を是非楽しんでください。