車中泊で日本一周中!キラキラした毎日じゃない?!車中泊のリアルな日常!
目次
【車中泊で日本一周中】夜は長い、どうやって過ごすか?
車中泊旅をしていて不満を感じたのが夜の過ごし方でした。
出発前、夕食後は分厚めのビジネス書や新書を片手にコーヒーでも飲みながら・・・や、ランタンで車内を照らして、LEDもふんだんに取り付けて、やわらかい灯の中で夜を満喫・・・・・・なんてことを想像しておりましたが、実際は無理でした。
大前提として、快適な睡眠が一番の目的で車中泊用にDIYしたライトエースなので荷室の9割がベッド。
キャンピングカーのようにイスとテーブルがあって電気に冷蔵庫、なんでもそろっているわけではありません。
食事が済めば、食器などを片付けて半強制的にベッドの上に横たわります。
やることと言えば、インターネットでその土地の名物や観光地を検索したり、Amazon PrimeやYouTubeを観たりして過ごすことくらいです。
これでは家でネットやテレビを観ていた夜となんら変わらない。
むしろ家だと55インチのテレビに大きなソファーがあって、スピーカーも外付けの良いものを使用しているので、快適性は大きく悪化しています。
なんのために旅に出たんだっけと自問自答したくなりました。
でも、いろいろな動画やテレビ番組を観ていたおかげで良いこともありました。
一例を挙げると、この間連載が終了した「ゴールデンカムイ」を1話から観ていたおかげで北海道旅が有意義になりました。
作品の舞台が北海道のアイヌ文化や北海道の成り立ちなどに触れている描写が多く、行く先々の施設や観光地に親しみが沸きました。
改めてアニメの良さというか、強さを感じました。
今は早寝早起きを心掛けて車中泊旅をおこなっているので夜間ずっと動画やテレビ番組を観るということはありません。
知床半島の入り口、道の駅「ウトロ」でお会いしたシニアの男性が、少し気だるく、酒のにおいを漂わせながら、枯れた声で言いました。
「日の出とともに動いてさぁ、夕日を見ながらその日をしまうんだよなっ」
私は夜をどう過ごそうかと考えていたのですが、この言葉が頭に残り、今までの考えを改めて夜は早めに寝ることにしました。
たまに寝る前に映画を観たりしますが、以前ほど長い時間はテレビ画面に向かっていません。
早寝をすると朝は5時〜6時くらいに目覚めるので、少しは時間を有意義に使えるようになったのかなと感じています。
【車中泊で日本一周中】車中泊旅の落とし穴、意外と高い入浴料!
車中泊旅をしているとお風呂は必ず銭湯か温泉にお世話になります。
お金に余裕がある方は。その土地にあるスーパー銭湯や大きな旅館の大露天風呂などに600円〜1,500円ほどで毎日入れると思います。
しかし私は貧乏旅行をしているのでお風呂代がけっこう大変です。
対策として、夏の時期を除いてお風呂は2日に1回にしています。
毎日入るとなると1回500円だったとしても、30日で月に15,000円かかってしまうので結構な出費です。
だいたいGoogle Mapや温泉サイトで探すのですが、優先順位は無料温泉→共同浴場→一般の人も利用できる福祉施設の浴場→銭湯→スーパー銭湯→旅館・ホテルです。
旅に出て知ったのですが入浴施設のタイプが意外と多く、これは日本ならではだと思います。
私が主に利用させていただいているお風呂は共同浴場、福祉施設、銭湯です。
スーパー銭湯と旅館・ホテルは料金が高いので、何か理由がない限りは利用しません。
無料温泉は温泉地や山間部に多く、体が洗えないところが多いですが見つけたら必ず利用させてもらいます。野趣溢れていて源泉掛け流しが多く、本当に気持ちが良いです。
共同浴場も温泉地に多く、料金が非常に安いです。ただ、現地の暗黙のルールというか地元の人たちのお風呂という側面が強いので、リスペクトの心を持って入浴することをおすすめします。
福祉施設は料金が安いところが多く、温泉のところと沸かし湯のところがあります。一見病院や役所的な佇まいですが地元のおじいさんやおばあさんのたまり場みたいになっているので、ちょっとした会話やふれあいが楽しいです。
銭湯は各地域の組合によって料金が違います。一番安くて300円前後、高い地域だと500円します。
銭湯は新しいところもありますが圧倒的に「ザ・昭和」な雰囲気のところが多いので、40歳以上の方はノスタルジックな雰囲気に懐かしさを感じるのではないでしょうか。
私の場合、月のお風呂利用金額はだいたい7,000円〜10,000円ほど、1回当たりの入浴料は一番安い月で平均250円、高い月でも350円ほどでした。
今のところ上手に地域最安値のお風呂を探して、入浴できているのではと思います。
北海道でおすすめの無料温泉を紹介します!
6月に富山を出発して、現在1道8県を巡ってきました。
夏場は毎日お風呂に入りましたが、先述したように今は登山や運動をした日以外は2日に1度のペースで浴場へ向かいます。
最近ではその1日空けた後のシャンプーが気持ち良くてたまりません。
ということで、最後にシャンプーや石鹸の使用が認められている無料温泉を紹介します。
旅をしている人には分かると思いますが、このタイプの温泉は全国でも数軒しかないでしょう。
ちなみに地元の人専用の無料共同浴場や、温泉地に泊まると無料で手形などがもらえて入る無料温泉には行っておりませんので除きます。
熊の湯
北海道目梨郡羅臼町湯の沢町、泉質はアルカリ性単純温泉。
北海道ツーリングや旅行で巡る人には有名だと思います。
地元の人にも愛されていて常に清潔、源泉掛け流しで男女別更衣室あります。
湯温は少し熱めで、緑に囲まれ、川の音を聞きながら入る温泉は最高でした。
ふるさとの湯
北海道伊達市大滝区優徳町、泉質は含硫黄ナトリウム塩化物泉。
この温泉施設はたまたま近くの観光地にいてお風呂を探している時に見つけました。建物もしっかりしていて地元の銭湯みたい。
風呂も熱めとぬるめの2つあって、トイレも休憩所も完備していたので正直驚きました。
2施設とも北海道でしたが、まだたくさんの温泉地を巡る予定なので、今後出会う良い入浴施設が楽しみです。
まとめ
お財布と相談しながらの車中泊旅ですが、言った先々での人やご当地ならではの食材、無料または格安の入浴施設との出会いはやはり自由な旅の醍醐味です。
これからもいろいろと工夫して不自由を楽しみながら車中泊で日本一周を続けていきたいと思います。
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