バンライフスタイルのキャンピングカーを一挙に紹介!
軽バンベースのバンライフ仕様車
ダイレクトカーズ「Retreat Mini(リトリート ミニ)」
こちらは先ほど紹介したダイレクトカーズの「Retreat(リトリート)」のミニサイズ版。ホンダのN-VANをベースにしています。
兄貴分のリトリートのテイストはそのままで、機能をギュっとコンパクトにしたかんじと言えばいいでしょうか。
まずいちばんの特長は、バンライフ仕様であることをわかりやすく体現したリアルウッド貼りのルーフ、サイドパネル、リアパネル。
外装に貼られたデカール(オプション)も木目調で、木製のインテリアと連動してこのモデルの遊び心をアピールしているように見えます。
軽バンベースながら、2列目のシートを完全に撤去してベッドを常設しているのも、バンライフ仕様ならでは割り切りかもしれません。
車外向けてテーブルが設置できるようになっていて、野外で調理をする時に便利なのもハイエースベースのリトリート譲りの工夫です。
ベッドサイズは幅が最大1,150mm、長さは助手席側が2,130mm、運転席側は1,450mm。このサイズならそこそこ身長の高い人でも1人ならゆったり寝られるでしょう。
Retreat Mini(リトリートミニ)
ビルダー:ダイレクトカーズ
タイプ:軽キャン
ベース車両:ホンダ N-VAN(Gグレード)
価格:¥2,290,000(税別)~
乗車人数:2名
就寝人数:1名
全長:3,395mm 全幅:1,475mm 全高:1,945mm
公式サイトはこちら
SO9(エスオーナイン) 「エブリイ バンライフ仕様」
SO9(エスオーナイン)は四国の高知県にあるガレージブランド(個人または小規模でアウトドア製品をつくるブランド)です。
最初に送り出したのはなんと「アウトドア豆炭こたつ」。
そこ後、バンライフをテーマにした製品を次々と発売して、ついにはバンライフ仕様のコンプリートカーまで出してしまいました。
それがここで紹介する「バンライフエブリイ」です。
車名からわかるようにベースはスズキの軽・エブリイ。
車内スペースは195cm×130cm。これはアウトドア用の2人用テントと同じ床面積だそうで、基本的に家具は載せない仕様なので、大人2人でも就寝できるスペースがあります。
高知発のブランドとあってか、フロア材には高知県産ヒノキの無垢材を使用。さらに、側面と天井にも国産ヒノキ天然木を使っていて、「総ヒノキ」の内装となっています。
内装材として一般的な「メラミン樹脂」などは使用せずに、小さいながらも触れて心地よい空間にこだわった作りです。
なんとこのこだわりのコンプリートカーが131万円(税込)というのですから、驚きとともにかなり魅力的ではありませんか。
先ほども言いましたがSO9には、バンライフをテーマにしたグッズがいろいろあります。
中でもおすすめだと思ったのは「バンライフシェルフ」で、これは組み合わせると収納棚にもベッドにも机にも手持ちのコンテナにもなる、なかなかのスグレモノ。
「バンライフエブリイ」に「バンライフシェルフ」を置いたら、見た目的にも機能的にも立派なバンライフ仕様車が出来上がると言っても過言ではないでしょう。
エブリイ バンライフ仕様
ビルダー:SO9
タイプ:軽キャン
ベース車両:スズキエブリイ
価格:¥1,310,000(税込)~
乗車人数:2名
全長:3,395mm 全幅:1,475mm 全高:1,895mm
公式サイトはこちら
まとめ
今回、できるだけバンライフ仕様と銘打っているものや、バンライフの雰囲気に合うと思われる車を調べてみましたが、共通しているのはやはり内装に天然木(リアルウッド)を使っているということが挙げられます。
これは家に例えるなら都心のタワマンやデザイナーズマンションというより、ログハウスの別荘やリノベした古民家で暮らすのに近い感覚とでも言いましょうか。
どちらが良いということではなく、こだわりの方向が違うんだろうなと思いました。
そして、内外装ともにおしゃれでかっこいいけれど、便利さはそれほど追求せず控えめな装備なのも共通。
キャンピングカーに比べて、価格も抑えめの設定になっています。
機能も価格も、車中泊仕様以上でキャンピングカー未満。
もしかしたら、これからはコンプリートカーだけでなく、バンを買ってビルダーさんに持ち込んで、内装の床と天井だけリアルウッドにしてもらって、後は棚を自作したり、自分でシートカバーを替えたり、セミカスタマイズのバンライフ仕様車も人気が出るかも知れないですね!
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