DRIMO2020年オーナーインタビューまとめ

2020年、オーナーインタビューで登場した車を一挙に紹介!




アルファードをシェルター仕様に。JINさん


アルファード JINさん

地震や豪雨などが続く昨今の日本では、いつどこでどんな災害が起こってもおかしくないと思い、愛車アルファードを車中泊仕様にしてきたJINさん。

ご本人いわく「車中泊仕様というより、“カーシェルター仕様”なんです」。

カーシェルターを意識しているので、必要最低限の物はすべて積みつつも、車内はスッキリ、シンプルにまとめています。

JINさんは、もともとアウトドアが趣味だったので、1つの物を応用したり転用したりして、1つ2役、1つ3役の使い方をするのは得意。小物類は、箱2個に収納。車中泊を楽しんでいる友人の車内と比べると、物はかなり少ないそうです。

アルファード

DIYらしいDIYはしていなくて、せいぜい天井に棒を這わせたくらい。これは、リアにあるアウトドア用のテーブルを畳んで上に収納して、後部座席のスペースを広く取るためです。

棒の上には、アウトドアチェアを収納したり、ランタンを吊るしたりできるようになっています。ランタンは、万が一のとき少しでも落ち着けるように、3つ配置。

災害時に街灯が点かなくなった時、もし1個のランタンが電池切れになっても3つ用意しておけば、確実に灯りを確保できるからです。

車中泊グッズ

車内で調理するので、消火器も数本用意。寝具に関しては、家で使う一般的な布団をそのまま敷いています。

これから車中泊仕様またはシェルター仕様にするクルマの購入を検討している方に向けて、「天井までの高さをある程度確保できると、車内生活のストレスが減ると思います。そういう意味では、背の高いボックスタイプがおすすめですね。あとは、私の愛車もそうですが、断熱材が入っているかもポイントです」とのことでした。


DIYで換気扇も装備したクリッパー。 肉三郎さん


クリッパー

かれこれ20年で、今まで15~20台は相棒がいたという肉三郎さん。初代の車中泊仕様車はスズキエブリイでしたが、2020年のお正月を迎えるにあたり、日産クリッパーに乗り換えました。

肉三郎さんの場合、基本的な荷物は、常に車内に積んでいます。前もって予定していなくても、急に仕事が休みになったり早く終わったりしたら、そのまますぐに車で遊びに行けちゃうからだそうです。

車中泊仕様として、車内を部屋に見立てていろいろとDIY。

換気扇

一番の自信作は、換気扇。空気の入れ替えはもちろんですが、車内で調理する場合にも大活躍してくれています。

ちなみに、ファンは2つセットで2,000円前後。モバイルバッテリーがあれば作れるので、仕組み自体は簡単とのことです。

フラットな床

フラットな床にもこだわっています。人間はちょっとした段差はあまり気にしないもので、よくつまずいたりして、知らず知らずのうちにストレスになるのを避けるためだそうです。

DIYにかかった材料費は「車内全体で1万円くらいでしょうか」とのこと。材料よりも工具を買いそろえる方が高くついたといいます。

ただ、車旅が楽しいだけでなく、車旅をもっと快適にするための「DIYもクセになっちゃう」ので、費用はあまり気にしていないそうです。


女性ならではの視点でDIYしたアトレー。みね子さん夫婦


アトレー リア

今までアトレーばかり乗り継いできて、現在のアトレーは3代目というみね子さんは、夫の雅之さんと車旅を楽しむようになって6年ほど。

DIYのポイントはいくつかありますが、まず目に付くのは「ハンドメイドのカバー」です。

せっかくの車旅をする車内空間なので、「できるだけオシャレにしたかったんです」というだけあって、収納スペースがすっきりとカッコよくて、軽自動車なのにまったくゴチャゴチャ感がないのに驚きます。

収納スペースが豊富に設けられているのも特長ですね。リアハッチ側のカゴの他、天井の棚、床下には衣装ケース2個を設置しています。軽自動車の限られた車内空間を最大限に活用するためにも、スッキリ収納できるよう工夫したそうです。

旅行カバンは持たず、衣類は直接カゴの中へ。就寝時にベッド展開をするとき、荷物をあっちこっちに動かさなくて済むので、ストレスフリーとのこと。

ニトリの収納器具を愛用していて、カゴ、突っ張り棒、衣装ケース、スノコなど、ほとんどの物をニトリでそろえているそうです。

さらに、快適に車内生活を送れるように、家電も導入。

車内で愛用している家電は、ポータブル電源、冷蔵庫、折り畳み式ソーラーパネルの3つです。

冷蔵庫があるので、食材を腐らせてしまう心配もなく、旅先で気軽に買い物ができるようになったのは大きいといいます。

もし皆さんがワンボックスの購入を検討される際は、「床の凹凸が少ないものを選ばれるのが良いと思います」とみね子さん。長い車旅になると、フラットな寝床で、疲れをいかに取るかが大きなポイントになるので。

収納DIY

あとは、荷物をいかにストレスなく収納するかも重要。毎回毎回、荷物をどかして、またしまって……を繰り返すだけで、車旅がストレスになってしまうからです。

「できるだけスッキリ収納できるように工夫されるのがおすすめですよ!」とアドバイスをもらいました。


仕事も旅も、小回りが利く軽キャンで出かける! 梅寅さん


カーステーション星光

軽自動車をベースにした小回りが利くキャンピングカーで、都会、郊外を問わず軽快に走りまわるのが、大分県を拠点にする梅寅さん。

キャンピングカー歴は丸1年。愛車は、カーステーション星光(セイコウ)製で、ダイハツ ハイゼットがベース車両となっています。

もともとアウトドアが好きなので、キャンピングカーを買う前は4WDでパワーもあるデリカに乗りながら、キャンプや野営を楽しんでいたそう。

一方で、長時間拘束される仕事をしているため、家に帰れず、そのまま次の現場に入ることもありました。そうなると疲れを翌日以降に持ち越してしまうので、職場で仮眠を取って体を休ませるために、キャンピングカーを購入することに。

軽キャン 中

また、災害対策として有効だと考えたのも購入に至った理由とのことです。

ちなみに、熊本地震がきっかけで、自分が孤立してしまったときの連絡手段としてドローンも始めました。

キャンピングカー内には災害対策として、常に食料全般、ドローン、Wi-Fi設備をそろえています。

シンクはまだ使ったことがなく、汚水用のタンクも未使用なので、有事の際には水30Lを確保できるほか、シンク下には収納スペースがあるので、別に水の入ったポリ缶も入れておけます。

車内 テレビ

いちばんのこだわりは後から載せたテレビ。

ネット回線や電波が遮断されたときに備えてDVDを観られるようにしたくらい、「TVが大好きなんです」とのこと。

映像を観るのはもちろん、ゲームも大好きで、旅先でも仕事の休憩中でも、常にTVを楽しんでいるそうです。


夫婦旅にピッタリ。大満足の軽キャン。城島さん


k-ai

キャンピングカーライフを夫婦で楽しまれている城島さんの愛車は、オートショップアズマ製、2015年式「k-ai(ケーアイ)」。中古で購入しました。

販売価格は256万円で、オプションをつけて340万円でした。

キャンピングカーを欲しいと思ったのは、「自分は長距離移動に向いていない」と痛感したから。長距離走行は想像以上に疲労・眠気が出てしまい、普通車では仮眠しても疲れや眠気がとれなかったと言います。

最初は”ザ・キャンピングカー”な見た目のキャブコンに目が止まりましたが、車体の大きさや運転に不安を感じて「夫婦二人旅なら軽でも良いのではないか?」と思い、今の軽キャブコンに決めました。

一番のお気に入り機能は、全体的に高さを得られるエレベーションルーフです。

ポップアップルーフは三角型に開くものが多いですが、四角型に開く「エレベーションルーフ」はルーフ下のどこに立っても直立出来るのが評価の高いポイント。

k-ai ダイネット

また、ダイネットのテーブルが、ギャレーについているフックと一本柱で固定する折りたたみ式となっていて、取り外しも簡単で安定性も良いところも、気に入っているそうです。

ウルトラBOX500

車内の収納は、ベンチシート下にミニ収納棚があるのですが、それよりも車外リア部分に取り付けた「ウルトラBOX500」がとても便利で、これもかなりのお気に入り。

購入当初は、お土産やキャンプ道具、ゴミなどの収納にしようと考えていましたが、現在は低反発マットレスを収納しています。

「k-ai(ケーアイ)」をとっても気に入っているので、興味を持っている人から「中を見せて」と言われると「どやさ!」とばかりに車内を案内しているそうです。