NV200バネットベースのキャンピングカーまとめ

普段も遊びもマルチに使える!「NV200バネット」ベースのキャンピングカー7選




東和モータース 「ツェルトNV」


ツェルトNV 外装

出典:東和モータース



次に紹介するのは、軽キャンピングカー・INDYをはじめ、人気車種を数多く輩出する東和モータースから、「ツェルトNV」

全長4,400mm ×全幅 1690 × 全高1850mm(ポップアップルーフは1,965mm)。NV200バネットの寸法そのままなのでコンパクトで運転しやすい5ナンバーワゴンとなっています。

特別な架装を施していないため、見た目はシンプル。いかにもキャンピングカーという感じがせず、街中でも気軽に使えます。

ポップアップルーフの有無を選択でき、ノーマルルーフタイプは就寝人数2名、ポップアップルーフタイプは就寝人数4名となっています。

どちらのタイプを選んでも全高2m未満となっているため、高さ制限のある駐車場も問題ありません。駐車場探しに苦労しなくて済むのはうれしいポイントです。

ツェルトNV ポップアップルーフ内

出典:東和モータース



ポップアップルーフ内は、奥行き220cm、幅103cm。大人2名が寝るのに十分な広さを確保しています。

テント部分にはスクリーンネットが標準で備えられているので、風通しがよく夏場も快適に過ごせます。

ツェルトNV ドライブモード

出典:東和モータース



運転時には前向き4名での乗車が可能。

セカンドシートはISOFIX(シートベルトを使わずにチャイルドシートとクルマの固定金具を連結する取付方法)に対応しており、チャイルドシートがワンタッチで取付けできます。

ツェルトNV ダイネット

出典:東和モータース



ダイネット展開すると、机を挟んで対座できるようになっています。座って手の届くところにスイッチ類や細かい収納スペースが配置されているのも便利でいいですね。

ツェルトNV ラゲッジモード

出典:東和モータース



セカンドシートの後ろは、奥行き100cm、幅110cm、高さ120cmのラゲッジスペースになっています。

テーブルや付属ベッドマットは、左右に設置されている家具の上に乗せればスッキリと収まるしくみ。

逆に全て外せば、ゴルフバッグなどを立てて収納できるような特大ラゲッジスペースにもなるので、趣味などで大きめの荷物を運びたいときは重宝すると思います。

ツェルトNV ベッド展開

出典:東和モータース



ベッド展開した場合は、ベッド下を収納スペースにすることができます。

コンパクトな見た目ですが、至る所に収納スペースがあるのもこの車の特徴です。

ツェルトNV テレビ

出典:東和モータース



収納棚付き家具やDVD再生機能つきの液晶テレビ、15Lのポータブル冷蔵庫などは標準装備となっています。

電装系はサブバッテリー(50Ah)、AC100V電源、DC12V電源とUSB電源が標準装備。外部100V電源入力と外部電源でのサブバッテリー充電機能はオプションとなっています。

ツェルトNV
ビルダー:東和モータース
タイプ:バンコン
価格:¥3,575,000(税込)~
乗車定員:4名
就寝定員:大人2名(ポップアップルーフは4名)
全長:4,400mm
全幅:1,690mm
全高:1,850mm(ノーマルルーフ)、1,965mm(ポップアップルーフ)
取扱店舗の情報はこちら



キャンピングカー広島 「POP.COM eE (ポップ・コン イーイー)」


POP.COM eE 外装

出典:キャンピングカー広島



お次はキャンピングカー広島の「POP.COM eE」。

「eE」とは、「each and easy」のことで、「クルマも装備も気軽に簡単に使える」と言う意味。「多くの方から可愛がられるキャンピングカーであってほしい」という同社の願いが込められているそうです。

ポップ・コンにはファミリー向けの「Camper-R」というモデルもありますが、「eE」は二人旅がコンセプトとなっています。

こちらも見た目は普段使いしやすいコンパクサイズですが、ポップアップルーフが標準装備されているので、車内はゆとりのある空間が広がっています。

POP.COM eE 車内

出典:キャンピングカー広島



車内には、右サイドにロングシート、左サイドにギャレーコンソールを配置。前向き着座できるのは運転席と助手席のみです。

ちなみに、シートは数種類の柄から選択できるので、自分好みにカスタマイズできます。

POP.COM eE ワンタッチベッド

出典:キャンピングカー広島



ベッド展開は、後部ロングシートの背もたれの下側を手前に引き出すだけ。まさにワンタッチでベッド展開できるので、就寝前のベッドメイキングがとても楽です。

こちらは大人1人が寝られるほどの大きさとなっているので、もう1人はルーフベッドで寝ることになります。ルーフベッドの大きさは1880mm×1030mmとなっています。

POP.COM eE ギャレー

出典:キャンピングカー広島



ギャレーは、シンクとシャワーフォーセット(蛇口)、14Lポータブル冷蔵庫が標準装備されています。

シャワーフォーセットは、引き延ばして車外での使用も可能。外遊びの後など、車内に入る前に足元の汚れを落とせるのはうれしいですね。蛇口はギャレー後ろにあるシャワーフックに掛けられるようになっています。

シンクや冷蔵庫はギャレーの中にビルドイン。天蓋を閉じればストレートカウンターになり、普段はサイドテーブルとしても活用できます。

また、跳ね上げ式の調理台も用意されているので、調理スペースも十分に確保できるでしょう。

ダイネットテーブルは右側後部に収納してあり、ギャレーサイドフックに掛ければ簡単にセットできます。

電装系は、100Ahサブバッテリー1個と走行充電、外部100V入力が標準装備、オプションでもう1個サブバッテリーを増設できます。

POP.COM eE(ポップ・コン イーイー)
ビルダー:キャンピングカー広島
タイプ:バンコン
価格:¥3,999,600 (税込)~
乗車定員:5名
就寝定員:大人2名、子ども2名
全長:4,400mm(2WD車の場合、以下同)
全幅:1,695mm
全高:1,985mm
公式サイトはこちら



AtoZ 「Anna model N(アンナ・モデルエヌ)」


Anna model N 外装

出典:AtoZ



最後に紹介するのは、AtoZの「Anna model N(アンナ・モデルエヌ)」。

本記事では、ポップアップルーフにより室内高をあげる車種を中心に紹介していますが、こちらはオリジナルハイルーフを架装することで、常時室内高1670mmのゆとりある空間を実現しています。

ハイルーフのメリットは、ポップアップルーフを開く手間を省けるので、より気軽に車中泊が楽しめること。

ですが、全高が2,270mmあるため、高さ制限のある駐車場では注意が必要です。

Anna model N オーバーヘッドスペース

出典:AtoZ



オリジナルハイルーフは、車内の収納性にも一役買っています。

運転席上部にはオーバーヘッドスペースがあり、寝具の収納などに使えます。ここだけでなく、ルーフサイドにはいくつもの収納庫が装備されていて、広い天井空間を上手く活用しようとしていることがわかります。

Anna model N 車内

出典:AtoZ



車内のインテリアは、ダークブラウンとグレーの2色がベースとなっていて、シックな雰囲気の「A style」とライトブラウンとベージュで明るい「B style」から選択できます。

Anna model N 運転時

出典:AtoZ



運転時は、前向き5人乗りでドライブが可能。セカンドシートは1200mm幅の3人掛けとなっていて、両側3点式、中央2点式シートベルトが付いています。

また、セカンドシートは後ろ向きにすることが可能。脱着式のテーブルを取り付けて、テーブルを囲んで座れるようにサブマットの位置を変えれば、家族や仲間とのだんらんや食事に最適なリビングモードになります。

Anna model N ベッド展開

出典:AtoZ



セカンドシートを展開し、サブマットを入れれば、1960mm×1200(一部1060)mmのベッドが完成。大人2名が就寝できる広さです。

ベッド下も収納スペースとして使えるので、大きめの荷物を収納するのに便利。

Anna model N リヤスペース

出典:AtoZ



リヤスペースは、マットを外して荷物置き場にしたり、ベッドマットを展開したままにするなど、様々な使い方ができます。

Anna model N キッチン

出典:AtoZ



リヤ部分にはコンパクトキッチンが設置されていて、シンクとシャワーフォーセットが装備されています。ビルトインされた冷蔵庫は標準装備。出し入れは上フタ部分からも可能です。

キッチンカウンター横には、集中電源スイッチや100Vコンセント、USB&DC12Vソケットなどがあります。

Anna(アンナ) model N
ビルダー:AtoZ
タイプ:バンコン
価格:¥3,949,000(税込)~
乗車定員:5名
就寝定員:2名
全長:4,400mm
全幅:1,695mm
全高:2,270mm
公式サイトはこちら



まとめ


「NV200バネット」ベースのキャンピングカーを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

キャブコンなどに比べてコンパクトサイズとなるので、車内空間を広げるためにポップアップルーフを採用しているモデルが目立ちました。

また、標準装備が豊富なのに比較的安価なモデルが多いのも注目すべきポイントです。

普段は普通のワゴンとして使って、時々キャンピングカーとしても活用するクルマが欲しいのであれば、「NV200バネット」はかなりの有力候補になるのではないでしょうか。