Hobbyのキャンピングトレーラー購入!装備、オプションは?

Hobbyのキャンピングトレーラー購入!装備、オプションは?



こんにちは。

前回までの記事で、キャンピングトレーラーの購入に向け「けん引免許」の取得を行いました。



その後どうなったかというと、実は年末にひっそりとキャンピングトレーラーを注文していました。今回は購入したトレーラーに関してお伝えできればと思います。

購入したトレーラー


僕が購入したトレーラーはトーザイアテオが輸入・販売する、Hobby 495UL Excellentです!

このHobby 495ULは、ツインベットとU字型のソファーのあるダイネットを備えたレイアウトのドイツ製トレーラーです。

外観


サイズは全長713cm、全高261cm、全幅230cm。白とグレーを基調にしたスタイリッシュな外観です。

フロント・右サイド


Hobby495UL フロント・右サイド

中央にある小さめのアクリルウインドウが特徴的です。上部、下部にはLEDマーカーが付いており、車幅灯としての役割だけでなく牽引時にもトレーラーの角度を知る目印ともなります。フロントロッカーを開けたところに、LPガスのタンクとエアコンの室外機が入ります。

ドイツ車なので、エントランスは右サイドとなります。その他、ベッド下の収納にアクセスできる外部扉、日本では設備を見かけませんがTVアンテナの接続端子も付いています。

リア・左サイド


Hobby495UL リア・左サイド

給水口、外部電源の接続端子、トイレのブラックタンク取り出し口があります。大きくHobbyのロゴマークが入っているのも特徴的です。

ダイネットの大きな窓と2020年モデルから新しくなったテールランプ。オプションでシーケンシャルウインカー(流れるウインカー)にすることもできます。とてもかっこいいですね!

内装


ベッド


Hobby495UL ベッドルーム

ベッドは常設のツインベッド(通常のシングルベッドよりも幅が狭い83cmが2台)に加え、ダイネット展開型のベッドがあります。就寝定員は5名となっていますが大人だと2〜3人が贅沢に使用するのにちょうど良いレイアウトだと思います。

キッチン(ギャレー)・冷蔵庫


Hobby495UL ギャレー

三口コンロと温水も出る混合栓付きのシンクを装備しています。495ULは標準装備で5Lの電気ボイラーがあるので、100V外部電源の使えるところでは温水を使うことができます。また、冷蔵庫は超大型の150L。12L冷凍庫も付いています。この冷蔵庫は3Wayなので、12V(走行中)、100V(外部電源)、LPガスの3種類を切り替えて使用できます。

ダイネット


Hobby495UL ダイネット

495ULの特徴のひとつであるU字型のソファ。広々としたダイネットを備えています。レイアウトの都合上、テーブルの形がちょっと変ですが、それでも十分な広さのあるテーブルとソファです。また、窓が3面にあるので昼間はとても明るく開放的なダイネットです。

Excellentグレード以上からは間接照明があり高級感に溢れた空間になっています。

トイレ


Hobby495UL トイレ

カセットトイレが標準装備です。ブラックタンクは車体左サイドから出し入れが可能です。また、洗面台がありボイラー稼働時にはこちらでもお湯を使うことができます。

このトレーラーを選んだ理由


見た目がカッコいい


そもそも、キャブコンやバンコンではなくトレーラーを購入しようと思った理由については、前回までの記事でもお伝えしているのですが、なぜ、数あるトレーラーの選択肢(そんなにいっぱいはありませんが)の中でHobby 495ULを選んだのかというと、シンプルに一目惚れというのが大きいです。

まるでホテルの一室のような高級感のあるツインベッドルームや広いダイネットに加えトイレやキッチン、冷蔵庫などは見ているだけで憧れてしまうような装備です。

Hobby495UL 内装

愛車がヘッド車として使える


ハイエースでトレーラーを牽引している様子

Hobbyのトレーラーにもサイズは色々ありますが、495ULの場合、ヘッド車に加えて7m以上も長くなり、僕の愛車のハイエースに連結すると全長13m程度になります。

日野・セレガなど、街でよく目にする大きい観光バスが12mぐらいなので、こういった大きな観光バスを想像して頂くと、これよりも少し長くなるぐらいです。

日野セレガ

観光バスなどでよく使われている日野セレガ



こんなに大きなトレーラーですが、HobbyのトレーラーのボディはFRPで作られているので、495UL Excellentの重量は1,360kgと軽めです。この重量ならハイエースでも牽けるということでそれも決定打となりました。

けん引免許を取ったばかりで、教習所でもバックに苦労していた僕が、こんなに大きなトレーラーを牽けるのかという不安はありましたが、どうせ買うなら大きいほうがかっこいいという気持ちもありました。

保管場所がある


僕は都内に住んでおり、こんな大きなトレーラーを置く場所は近隣で見つけられませんでした。じっくり探せばトラック用の駐車場とかもあるのかもしれないですが、料金も数万円はしそうなことを考えると探す気も失せました。いくら良いトレーラーが見つかっても保管場所がなければ諦めるしかありません。

そんな中、トーザイアテオさんはオーナーに保管場所を提供しているということを知りました。しかも、電源も使えて、水の補給やダンプステーションもあります。最高です。こんな駐車場が都内の駐車場を考えれば1/3ほどの料金で利用できます。

車を購入すると車庫証明を取得しないといけません。本来、保管場所は自宅から2km以内という決まりがありますが、キャンピングトレーラーや大型のキャンピングカーなどには特例があり、一定の条件を満たした保管場所であれば自宅から離れていても車庫証明を取得できるのです。

トーザイアテオの場所は埼玉県の鶴ヶ島市なので、トレーラーを使いたい時には取りに行かないといけないというデメリットはあるのですが、鶴ヶ島は関越自動車道と圏央道のICがあるのでとても便利。これで思いつくすべての問題がクリアに。

いざ、トーザイアテオへ


それまで、Hobbyトレーラーの実物はキャンピングカーショーで見ただけでしたが、購入の意志を固め、販売店である埼玉のトーザイアテオさんに伺いました。

敷地内には様々なサイズやレイアウト、グレードのHobbyトレーラーが並んでおり、わくわくが止まりませんでした。夕方に突然お伺いしたにもかかわらずトレーラーに外部電源を繋いで展示車両を見せて頂きました。

ですが、実は僕の心はお店に行こうと思った時点で、ほぼ495ULに決まっていました。そしてトーザイアテオに在庫があることも調べ済み。

Hobbyが欲しいなと思ってからの数ヶ月、ネット検索やSNSでHobbyのトレーラーを調べるのが寝る前の日課となっており、結構詳しくなっていたのです。トーザイアテオさんのブログもほぼ読破しています(笑)

どんなものなのか見に行くというよりは、「やっぱりいいよね〜」といった感じで、蓄積した自分の中のイメージと実物が合っているかを確認していくといった感じに近かったかもしれません。

そんなこともあり、この日は本命の495ULと、現地でちょっと気になった二段ベッドを備えたモデルの2車種分の概算見積りをもらい、納車までは約3ヶ月ということも確認し、この時は帰宅しました。

ついに注文


もう、自分の中ではほぼ購入しようという気持ちが固まっていたので、前回、見積りをもらった時にそのまま注文してしまえばよかったのですが、車ってそんな簡単に買ったら誰かに怒られるんじゃないかという気持ちがあり、無駄に一度引き上げたのです。

そんなこんなで実物を見たあとはソワソワしていました。翌週末は他の予定でトーザイアテオに行けず、翌々週末にリベンジ埼玉へ。
社長の顔を見るなり、「あれ、買います!!」と気持ちを伝えることができました。

オプションに関しては、時間が空いたこともあり、2週間じっくりと考えました。トーザイアテオさんに色々とアドバイスをもらい自分が当初思っていたよりもかなり減らしました。今回、追加したオプションは以下です。

最初からついていたオプション


最低限、必要となるメーカーオプションなどは予めトーザイアテオさんの方で選択した状態でドイツから輸入しているようですので、そちらは自動的に追加となります。

1750kg強化シャシー


495ULの重量は1360kgで、標準のシャシーは1500kgまで対応になっています。そのままだとプラス140kgまでしか荷物(オプション品なども含む)を積むことができません。強化シャシーにすることで車両重量と合わせて1750kgまでの積載が可能になります。こちらも最初から付いておりました。

テールシーケンシャルウインカー


Hobby 495UL シーケンシャルウインカー

最近流行っていますね。流れるLEDウインカーです。これは僕の場合は最初から装備されていました。

シングルベッド拡張


Hobby495UL ベッド拡張

ツインベッドの間にクッションを設置して大きな一つのベッドにすることができる装備です。装備済だったのでそのままにしました。この装備はあまり重要視していなかったのですが、今では必須の装備です。

クッカーフード


Hobby495UL クッカーフード

キッチンの換気扇です。これも装備済みでした。まぁ、料理する時などはあった方が良さそうです。

追加したオプション


ルーフオーニング


Hobby495UL ルーフオーニング

値段が高いので悩んだ装備のひとつです。これまで使ったこともなく必要かどうかの判断はできなかったのですが、友人の強いすすめにより追加しました。

バックアイカメラ


Hobby495UL バックカメラ

この装備が無いということは考えられませんでした。バック時はもちろんですが走行時でも常時映してくれるのでバックミラー代わりに便利です。

LPガス5kg×2個


Hobby495UL ガスボンベ

三口コンロ、冷蔵庫、FFヒーターなどに使用する為のLPガスボンベです。必須でしょう。

サブバッテリー


Hobby495UL サブバッテリー

105Aを1つ付けました。最近のキャブコンなどでサブバッテリーを3台装備したトリプルサブバッテリーなどもありますが、バッテリーの重量は1つあたり30kg以上もあります。

トレーラーの重量が重くなったり片側に重量が偏ったりするとスネーキングなど事故の原因にも繋がりやすくなるとのことで、とりあえず1つにしました。これは実際に使用してみてから判断したいと思います。

走行充電


トレーラーの場合、ヘッド車からトレーラーのサブバッテリーまでの距離も遠いので、充電効率はあまり良くないイメージがありますが、これがないとソーラーか外部電源からの充電以外にサブバッテリーを充電できないので追加。

家庭用ルームエアコン


Hobby495UL ルームエアコン

夏の暑い中での車中泊が嫌なので、これはどうしても欲しかった装備です。ツインベッドの頭上あたりに設置してもらえます。稼働させるためには100Vの外部電源が必要で、最近のキャブコンのようにサブバッテリーでも動かせるということはありません。

350Wインバーター


Hobby495UL インバーター

インバーターの容量は、外部の100V電源を繋いでいない状態でどんな家電を使いたいかを考えて選択しました。そもそもサブバッテリーが105A×1台しかないので、エアコンや電子レンジ、ドライヤーなどをサブバッテリーで使用するのはインバーターの容量にかかわらず現実的ではなさそう。

また、標準装備の冷蔵庫やFFヒーターはLPガスのみでも動かせるのでサブバッテリーの電気は無くても大丈夫。そうなると、100Vを使用するのはテレビ、スマホやPCの充電ぐらいかなということで350Wのものを選択しました。これも使ってみて不便が生じるようであればまた考えます。

ステップ


Hobby495UL ステップ

Hobbyでは純正で、プラスチック製の踏み台のようなものが付いてきますが、これだと毎回出し入れをしないといけなくなるので、スタイリッシュなこちらを付けました。ちなみに手動です。

地デジアンテナ


Hobby495UL 地デジアンテナ

テレビを後付けする想定でアンテナだけ付けてもらいました。アンテナは家の屋根についているような大きいやつです。走行中は下げます。

付けなかった装備(主なもの)


ムーバー


リモコンでトレーラーを動かすためのムーバーを付けるかどうかは悩みましたが、値段も高いので今回は付けませんでした。

運転に自身があるわけではないのですが、ムーバーがなければバックも練習するしかないでしょう。

車中泊地やキャンプ場の広さの関係でトレーラーを止めることができないといった事態も発生しそうなので、出かける際は事前に先方に確認するなどの調査が必要そうです。(ムーバーがあっても聞きたいかも・・・)自宅の駐車場に入れるのが難しい場合は必須となりそうです。

ソーラーパネル関連


災害時などのことも考えると欲しい気もしたのですが、とりあえずトレーラーを今後どのように使うかのイメージもよくできていなかったので、サブバッテリーの使用量など使い勝手を見てからにしようと一旦保留しました。

オプションの選択に関しては、トーザイアテオさんからも色々とアドバイスを頂き選びましたが、初めての購入ということもあり、実際に使ってみないと良くわからないものが多いと感じました。後から追加できるものに関してはそれほどシビアに考えず後回しにして、必要だと思ったら付ければ良いと思っています。

納車待ちへ


思っていたよりもあっさりと注文手続きは完了し、あとはワクワクしながら納車を待つだけです。オプションの取付やヒッチメンバーの注文〜取付など、納車までは約2〜3ヶ月とのことでした。

納車待ちの間は日々、Instagramで#hobbycaravanのハッシュタグを検索する毎日が始まります。もう、頭の中で何度も車中泊に行ってしまい、納車する前に飽きてしまうのではないかと心配になるほどでした(笑)

そしてついに納車を迎えるのですが、それはまた次回に。