174cmのボディ幅!日本道路事情に適したキャブコン「PuppyFullhouse」
内装
Puppy480は「ファミリーユース」であり、装備を抑えて自分好みにカスタマイズするというスタンスで、標準的なレイアウトを意識して様々な用途に対応できるように配慮していましたが今作は2人仕様に特化。
「シンプルで機能的」に、「二人旅に適した装備やレイアウト」を意識して製作されています。
Puppy fullhouseのコンセプトがよく現れているのは、バンクベッドでしょう。
バンクベッドといえば、就寝人数を確保するためにスペースを広めにとりますが、Puppy Fullhouseのバンクベッドでは就寝スペースが運転席上部の半分のみ。
もう半分は収納スペースになっています。
収納は、壁側に小物を入れられるポケット、マグネット式の棚。
そして3段の収納と、衣類や生活用具をたっぷりと入れることができるようになっています。
エントランス
エントランスには、幅が広く大きめのステップ。
乗りやすさに配慮し1段目が低く設計され、段差も低くなっています。
また、エントランスドアには網戸などが標準装備されており、夏場の換気にも便利です。
また、エントランスの左手にはこだわりの傘立てがあります。
傘立ては、水がたまらないよう工夫されており、排水が可能な傘立てを実現。
まるで家の玄関ような使い勝手の良さを装備しています。
ギャレー
傘立ての右手には、ギャレー(キッチン)があります。
フタを開けると、折り畳みの(蛇口)が出現。
シンクは大きめで洗い物もしやすくなっています。
そしてギャレー下にも大容量の収納スペースを完備。
調理器具などの収納もバッチリです。
シンクの右手、運転席の後ろには冷蔵庫と、その上には電子レンジが装備されており、調理をせず買ってきたお弁当などを温めて食事を済ませる場合も便利。
また、調理をする場合はカセットコンロを置けるようスライド式のテーブルも完備されています。
さらに、断熱性に優れたキルティング加工のシートでも付属しており、前方からの目隠しや冬場の冷気を防ぐことができ調理もしやすそうです。
限られたスペースを徹底的に有効活用しようという工夫が大いに感じられるレイアウトです。
ダイネット
エントランスの右手には、広々としたダイネット。
リアには家庭用のエアコンが装備されています。
停車中はサブバッテリーから給電、走行中などエンジンを始動している時はオルタネーターから直接インバーターに電気を入力するシステムを採用。
設定温度によっては、一晩は持つとのことです。
窓は3か所あり、運転席に向かって左側の窓は大きくて開放的です。
窓の素材には断熱性もよく結露がしにくいアクリル二重窓を採用。
雨のときに開けても大丈夫なように雨が入り込まない工夫もされています。
網戸とブラインドも完備。
使い勝手の良い窓です。
ソファは2人利用なら広々とくつろぐことができるスペースを確保。
長旅の疲れを癒すことができます。
テーブルにはコンセントも完備。
電子機器を使うときに便利な位置にあります。
ダイネットテーブルを上に折りたたみ、背もたれのマットを乗せるだけでフロアベッドを展開可能。
長さは190cmを確保しており、高身長な大人2人が寝ても十分余裕があります。
ダイネットには、大きくて奥行もある吊り棚を設置。
蓋つきの棚が左右にあり、収納も十分です。
また、ベンチは上に跳ね上げることができ、ベンチの下も外部と繋がった収納として利用できます。
釣り竿やサーフボードのような長いものを置くのに重宝します。
さらに、リアにはクローゼットまで完備。
ハンガーにかけて衣類などを収納でき、使い勝手の良さ、収納力の高さは他のPuppyFullhouseより大きなキャブコンに負けません。
トイレ
Puppyfullhouseでは、標準装備でエントランス正面のスペースにカセットトイレが実装されています。
これはキャンパー厚木の竹内社長が特にこだわった部分で、「長い旅ならやっぱりトイレは欲しい」というユーザー目線で実装したものです。
壊れにくい手動ポンプを採用し、メンテナンス性を良さを実現。
そして、夜中にトイレに行きたくなっても暗くて困らないようにという思いから、トイレの前にもLEDの照明を設置。
細かな安全性までこだわって作られています。
電装系
Puppyシリーズでは共通したキャンパー厚木オリジナルの「昇圧走行充電システム」を採用。
コンスタントかつ安定的に充電できるしくみが整っています。
エンジンがかかっている間はエンジン(オルタネーター)からダイレクトにインバーターへ電流が流れるため、サブバッテリーを消費しないのが特徴です。
まとめ
トイレ・収納・キッチン・電装系。
設備はどれも大充実。
車体のコンパクトさに加えて、後輪がダブルタイヤになったことにより安定感も増したPuppy fullhouseは、キャンピングカーが初めての人も安心して乗ることができる、キャンピングカーデビューにうってつけな一台といえるでしょう。
二人旅に特化しているので、リタイア後に夫婦で全国あちこちに出かけたいというようなニーズにピッタリだと思います。
キャンパー厚木
住所:神奈川県厚木市山際511番地
TEL:046-280-5983
定休日:毎週水曜日、木曜日
公式URL:http://www.camperatsugi.com/