輸入キャンピングカー『アドリア・アトリックス』に1年乗ったリアルな感想!
それでもやめられないモーターホームの魅力とは
日本の道路や駐車場の事情だと運転に関しては一筋縄ではいかないというのが本音です。
しかし、それを差し引いてもマトリックスのようなモーターホームには代えがたい魅力があります。
それでは私が1年使ってみて実感した「だからモーターホームはやめられない」ポイントを紹介したいと思います。
異次元のような体験ができる
マトリックスを購入して最初にシェイクダウン(試運転)を兼ねて秋の「ふもとっぱら」(静岡県)へ行ったときの衝撃が今も忘れられません。
「ふもとっぱら」はその名前からもわかるように、富士山の麓(ふもと)にあるキャンプ場兼宿泊施設。
富士山を望む草原というか平原にマトリックスを止めて車中泊をしました。
「ふもとっぱら」に到着すると、テントを張る皆さんを横目にさっさとサイドオーニングを出しテーブルとイスをセットすれば、すぐにアウトドアリビングの完成です。
さすが動く家=モーターホームだということを実感しました。
小さなテントで外気を感じながら過ごすこともアウトドアの楽しみですが、広く暖かい快適な空間で身体を休めることができることのはモーターホームならでは。
日が暮れると気温も下がりますが、床暖房で車内はTシャツ一枚で快適な空間です。
そのときはあいにくの曇り空で昼間は富士山を見ることはできませんでしたが、夜明け前の星空の下に神々しく富士山がシルエットで浮かび上がりました。
空が明るくなるにつれ富士山の表情も変化していきます。
ゆったりとした暖かいベッドから降りてマトリックスのドアを開けると、目の前には草原が広がり、雄大な富士山が現れます。
快適なホテルの部屋のドア一枚を隔てて、すぐ外は大草原という感覚。
それは、ほかでは味わえない異次元の体験でした。
※こちら「ふもとっぱら」の公式サイトはこちら
たくさんの快適装備
先述しましたが、マトリックスクラスのモーターホームになると、サブバッテリーなどの電源系統、キッチン、冷暖房設備を始め、それぞれ独立したトイレ・洗面&シャワールームなど、車内で快適に過ごすためのいろいろな装備が付いています。
あまりにも多くて一度聞いただけでは覚えきれないので、レンタルされるお客様には装備ごとにYouTubeの動画を作り、旅先でも簡単に使い方をわかってもらえるようにしているほどです。
中でもいちばんの装備はマトリックスの暖房です。
まず床・壁・天井がしっかり断熱され、併せて防音効果も高めています。
そして特筆すべきなのが温水による床暖房・壁暖房システム。
これは車内の床と壁、ベッドルーム、後部大型収納庫まで張り巡らされたパイプに、エンジンの熱で温まったクーラント(冷却水)を流して車内全体を暖めるしくみ。
エンジンが冷えている時は、外部電源やプロパンガスを使ってクーラントを温めるのでエンジン停止時でもポッカポカです。
マトリックスにはFFヒーターも付いていますが、メインはこの床暖房・壁暖房です。
温風式ではないので、室内の温度ムラや空気が乾燥することも少ないです。
さすが緯度の高いヨーロッパ生まれ。
寒い地域でも快適に過ごせる工夫がされているなと感心しました。
使い方は無限大
欧米では、モーターホームを移動する別荘という感覚で使ったり、ゴルフやスキーなどのスポーツツアーの拠点として利用したりしています。
マトリックスには後部ラッゲージ(大型収納庫)があり、小型のバイクや自転車なら2台は積み込めるので、車中泊用の荷物やゴルフクラブのセット、スキー板でもなんでもラクラク積めます。
DRIMOの過去の記事にも、マトリックスに楽器や機材を積み、全国ツアーするプロミュージシャンのお話しが載っていましたね。
過去の記事:輸入キャンピングカー・アドリア マトリックスに9000km乗って泊まってわかった良い点・悪い点!ミュージシャン・俳優「岸洋佑さんインタビュー」
私のところにも、マトリックスを映画のロケやイベントの控室、辺ぴな地域でテレワークをするための宿泊施設として利用したいというご依頼があります。
このように使いみちの多様さという点でも、マトリックスのようなモーターホームは抜群といえるでしょう。
まとめ
モーターホームは、日本の道路事情だと取り回しが面倒というウィークポイントもありますが、実際に体験してみるとそれを上回る素敵な魅力がいっぱいです。
観光的な車旅だけでなくいろいろな使い方もできます。
ワンランク上の体験になること間違いなし。
私は大阪でマトリックスのレンタカーサービスをしていますが、東京や長野、山梨などにもマトリックスを借りられるところはあるようです。
少し宣伝になってしまいますが、まずはレンタルで輸入モーターホーム体験をしてみるのもいいかもしれません。
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チェックイン:15:00~20:00
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料金:2,000円/1泊(日をまたぐ駐車料金、電気・水道など設備利用を含む)
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電話:090-8574-7461(近藤)
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