【ダイレクトカーズ 】ボンドⅡ プレミアムハイルーフ

【ダイレクトカーズ 】ボンドⅡ プレミアムハイルーフ



ダイレクトカーズ 「ボンドⅡプレミアムハイルーフ」


ダイレクトカーズ  ボンドⅡプレミアムハイルーフ

今回紹介するのはダイレクトカーズ が製作する「ボンドⅡ プレミアムハイルーフ」だ。名前からも分かるように、「ボンド プレミアムハイルーフ」の新モデルで、アウトドアに特化した機能を新たに搭載し、さらなる進化を遂げた。

ハイエーススーパーGLをベース車とし、見た目はボンドとほとんど変わっていない。同社独自の「プレミアムハイルーフ」を特徴とし、ボンドでも室内高が180cmあったが、ボンドⅡでは、さらに室内高を5cmアップすることに成功している。男性が立っても余裕がある空間だ。

また、ボンドでは車内テーブルが外でも使えるようになっていたが、今回は、よりアウトドア志向を強め、ギャレーコンソール自体が外に出る仕様になり、カーサイドでの時間をより有意義に過ごせるようになっている。

他にも、シートを布製のものから汚れに強く耐摩耗性のあるレザー調に変更したり、運転席と助手席を180°回転できるようにするなど、車内でも、より快適に過ごせるようにアップデートされた。

ボンドⅡ プレミアムハイルーフ
ビルダー:ダイレクトカーズ
タイプ:バンコン
ベース車両:ハイエースバン S-GL ロングワイドボディー ミドルルーフ
価格:¥6,280,000~
乗車人数:6名
就寝人数:4名
全長:4,840mm
全幅:1,880mm
全高:2,550mm



外装


ダイレクトカーズ ボンドⅡ プレミアムハイルーフ 外装

エクステリアの一番の特徴は、やはり上部に大胆に架装されたハイルーフだ。ハイエースの天井部分をカットしてFRPで架装されており、フロントから続く自然で滑らかな曲線が美しい。サイドはカットされていないので、ボディーの強度も保たれている。

また、全長は5m以内なのでコインパーキングの使用も可能。見た目も大げさではないので日常使いもしやすいだろう。

オプションで販売されているリアゲートテントをつければ、キャンプの気分をより盛り上げてくれる。

ダイレクトカーズ ボンドⅡ プレミアムハイルーフ オプションテント

内装


インテリア


ダイレクトカーズ ボンドⅡ プレミアムハイルーフ 内装

車内は、ヴィンテージを思わせる緑のシートや、ストライプが効いたウッド調の家具など、他のキャンピングカーとはまた違う、おしゃれな空間になっている。さらに、天井に付けられた丸い照明も、車内のムードを高め、暖かみのある雰囲気を演出している。

ダイレクトカーズ ボンドⅡ プレミアムハイルーフ ソファー

セカンドシートは前向きに3名が座って走行可能。シート下にはレールが設置され、ドアを開けてシートを横にスライドさせると、シートの一部が車外に出る仕様になっている。

後に紹介するギャレーもそうだが、ボンドⅡでは車内空間を外まで拡張することで、車外も一つの空間として利用できるようになっている。キャンプなどカーサイドで過ごすことを考えた、よりアウトドア利用を意識した機能の一つだ。

前部を利用した第一のダイネット


ダイレクトカーズ ボンドⅡ プレミアムハイルーフ シート

運転席と助手席を180度回転させればセカンドシートと合わせてダイネットが完成する。この回転する運転席もボンドⅡから搭載され、限られた車内空間を余すことなく有効利用できている。

また、オプションでフリップダインモニターを付ければ、車内でDVDやTVを楽しむこともできる。

後部を利用した第二のダイネット


ダイレクトカーズ ボンドⅡ プレミアムハイルーフ 後部ダイネット

セカンドシートを後ろ向きにし、左側のロングシートと合わせることでL字型の広いダイネットスペースとして利用できる。(写真は右側にシートを並べ、ベッド展開した後のもの)

ロングシートの向かいはギャレーになっており、ダイネットテーブルを引っ掛けるレールがギャレー全面に付いているので、後部スペースのどこにでもテーブルを設置することができる。

冷蔵庫やシンクがすぐ届く位置にあるので、車内での食事の際には後部のダイネットスペースを利用すると良いかもしれない。

ただ、前部のダイネットを利用すれば、後部は常設ベッドにしておくこともできるので、オーナーの用途に合わせて様々な使い方ができそうだ。

ダイレクトカーズ ボンドⅡ プレミアムハイルーフ リア

ちなみに、後部の車外空間までも活用できるよう、ギャレーのサイドには跳ね上げ式のテーブルがついている。

ギャレー


ダイレクトカーズ ボンドⅡ プレミアムハイルーフ ギャレー

ダイネットの説明で触れたたように、ギャレーは車体右側の、ロングシートと対面する位置に配置されている。調理スペースが広く車内でも使いやすそうだが、先でも述べたとおり、このギャレーの一番の特徴はシンク部分がスライドアウトすることだ。

ダイレクトカーズ ボンドⅡ プレミアムハイルーフ ギャレースライドアウト

ギャレーのサイドに付いている取っ手を前方にスライドさせると、シンクと調理台下に隠れていた冷蔵庫が引き出され、シンクを90度回転させることで、簡単にカーサイドで使用できるギャレーに早変わりする。

外からシンクや冷蔵庫にアクセスできるので、洗い物や飲み物を取りに行くために、わざわざ車内に上がる必要はない。

シンクのサイドには跳ね上げ式テーブルが設置されているので、洗い終わった食器や野菜を一時的に置いておくスペースとしても使えそうだ。シンク下には各10Lの給排水タンクが収納されており、タンクの出し入れも車外から行える。

冷蔵庫は40Lの上蓋式のものが標準でビルトインされており、こちらはスライドせずとも調理台の蓋を開ければ冷蔵庫の開閉が可能だ。また、電子レンジも標準装備される。

ベッド


ダイレクトカーズ ボンドⅡ プレミアムハイルーフ 後部ベット展開

ベッドは、後部ダイネットを展開するフロアベッドと、ハイルーフ利用したルーフベッドの2カ所がある。

フロアベッドはセカンドシートをフルフラットにし、サイドのロングシートの背もたれをベッドマットとして右側に並べれば完成。大人2名が就寝可能だ。

ダイレクトカーズ ボンドⅡ プレミアムハイルーフ ルーフベッド

ルーフベッドは運転席上部に収納されているベッドマットを並べることで簡単に完成する。大人2名が就寝可能で高さもゆとりがある。

ハイルーフ内にはたくさんの小窓がつけられていて換気や自然光を取り入れることができる。電源や照明もついているので不自由なく過ごせるだろう。

ダイレクトカーズ ボンドⅡ プレミアムハイルーフ ルーフベッド2

ルーフベッドは常設しておくこともできるが、居住スペースは、せっかくのハイルーフの開放感がなくなってしまう。展開の手間とハイルーフの開放感を天秤にかけても、展開の手間はあまりないので、使用しない場合は収納しておいて、都度ベッド展開しても良いだろう。

まとめ


今回紹介した「ボンドⅡ」は、車内はもちろん、車外での時間も快適に過ごせる、他にはない装備にあふれていた。

「家族との絆をさらに深めてもらいたい・気の合う方々との時間を楽しんでもらいたい」という気持ちを込めて作られたボンドシリーズ。レイアウトや装備から、実際に使っているところを想像できるのは、ダイレクトカーズの想いが、しっかりと形になっているからだろう。

このキャンピングカーで旅に出て、大切な人たちとの素敵な思い出をたくさん作っていただきたい。